【感想】蜘蛛ですが、なにか? 3巻 VS大量の猿!そしてマグマ煮えたぎる中層の探検と、あなたもしや傲慢ではありませんか?
あらすじ
蜘蛛子ついに墜つ!? 新手の巨猿相手に防衛線崩壊!!
猿軍団の援護に現れた巨猿。その圧倒的な力の前に蜘蛛子の巣は破壊され、満身創痍の蜘蛛子がついにやられてしまう!? bookwalker作品紹介より
というお話です。作者 かかし朝浩さん 原作 馬場 翁さんです。
登場人物?
蜘蛛子:教室で授業を受けていたのに、なにやら謎現象で異世界に転生し、蜘蛛として生まれ変わったJK。猿を一匹やってしまったばっかりに、もの凄い大量の猿に絡まれる事になる。
感想
猿!猿!猿!大量の猿を倒した後はマグマだらけの中層に!
はい。というわけで、今回紹介するのは『蜘蛛ですが、なにか?』の3巻です。
どうやらアニメ化が2020年に決定したようで、今からとても楽しみです。
ただまぁこのアニメの気になるところは、登場人物でまともに話が出来るのが蜘蛛子くらいしかいないので(1クールぐらいの時点では)最初から最後までほとんど独り言を言ってるだけのアニメになるんじゃないのか?というところ。
しかも、キリのいいところって無いんですよねぇ。この3巻の猿戦も1つの山場と言えなくもないんですけど、キリが悪い。
その辺どうなるのか楽しみにしましょう。
では紹介していきます。
vs猿
2巻で大量の蜂と戦ったかと思ったら次の相手は大量の猿です。
最初に1匹の猿に襲われ、それを返り討ちにしたところ猿は最後に大きな断末魔の叫びをあげ、それを聞いた猿の仲間が大量に集まってきた。という状態。
大量に湧いて襲い掛かってくる猿となんとか戦うも、さらなる増援として猿の上位種がやってきた!というところが2巻の終わり。
これまでの白い猿の群れとは違い、黒い強そうな猿が3匹。
これを倒さねば蜘蛛子が倒されてしまいます。命がけ。まさに弱肉強食の世界。
黒い猿が増援として登場しましたが、まずはこれまで同様白い方の猿が蜘蛛子に襲い掛かります。それを遠巻きに様子をうかがう黒い猿。
連携で攻撃はしてこないのかな?と少し安心する蜘蛛子でしたが……。
黒い猿は、自分の手近にあった大きな岩をおもむろに持ち上げ、そのままその岩を蜘蛛子に向けてぶん投げてきました。
これをなんとか回避した蜘蛛子でしたが、岩の直撃を受けてこれまでの戦いの足場にしていたホームは破壊されました。
しかしめげない蜘蛛子は、岩の直撃でできた大きな穴にクモの巣を使って足場を形成。ここから2回戦のスタートです。
猿たちは非常に賢く、自分達の身を犠牲にしてでも目標の蜘蛛子の場所へ辿り着こうとします。
自分の体を大きく開き、なるべく壁の糸を多く巻き込んでいく猿たち。
そうする事で、後続の猿が糸にかからないようにしていくわけです。
集団が団結してただ蜘蛛子を狩るためだけに動く猿達ですが、体を張り過ぎた戦法なので蜘蛛子に辿りつく前にどんどん動けなくなり数を減らしていきます。
このままなら勝てるかも……。
そう思い始めたところで、ついに黒い猿が動き始めました。
蜘蛛子の糸が張り巡らされた壁を無視し、なんと直接ジャンプして蜘蛛子に襲い掛かります。
この辺は何回読んでも『蜘蛛子のサイズ感どうなってるんやろ?』と思います。そもそも猿vs蜘蛛ってのが成立するのか?という話で。少なくとも上記の画像を見る限りでは蜘蛛子はかなり大きい。
いきなり直接飛んできた黒い猿を、糸で迎撃する蜘蛛子。動けなくなった黒い猿に口から直接毒を投入し、なんとか1匹目を倒します。
残るはあと2匹。
vs黒い猿
最初の1匹を倒し、レベルが上がった蜘蛛子。脱皮のおかげで黒い猿を見失いますがすぐに発見。
2匹目の黒い猿は、壁に張り付いた白い猿達を踏み台にして凄い勢いで壁を駆け上がってきました。
しかし蜘蛛子はこれを見事に糸で捕獲。すぐにとどめは刺さずに壁に貼り付けたまま様子を見ます。
2匹は連携して動いてきたので、残る1匹もすぐに襲い掛かってくるはず!
すぐに左右を警戒しますが残り1匹が見当たらない。
なんと3匹目の猿は上から襲い掛かってきました。
これを回避できずに攻撃を食らってしまう蜘蛛子。体1/3くらい食べられました。エグイなこれ。
ダメージで意識を失いかける蜘蛛子でしたがなんとかこれを耐え、3匹目も糸で捕獲する事に成功。
1匹目同様口から直接大量の毒を流し込みこれを倒します。
倒した瞬間HPが尽き、これは死んだかと思ったところでギリギリレベルアップ。
HPも完全復活し、壁に貼り付けにしておいた2匹目の黒い猿にもトドメをさします。
これで残るは、目の前にいる大量の白い方の猿だけに。
黒い猿達が蜘蛛子に倒されたのを見て統率に乱れが生じる白い猿。このままなら戦わないでも逃げれるのでは……。
しかしそこで思い直し、目の前の大量の猿どもを全殺しする方向に向かう蜘蛛子。中身JKとは思えない思い切り。
スキル『毒牙』で毒攻撃をお見舞いし1匹ずつ確実に狩っていく蜘蛛子。スタミナが減ったら猿を食べ、猿を食べて回復したら猿を殺す。
殺して、殺して、食べて、殺して。
このシーン好きなんですよね。いいですよね振り切ってて。なかなか二足歩行する生き物を殺してそのまま生で食べてまた殺して。という風には出来ないですからね。
こうして、猿どもを1匹残らず倒し切った蜘蛛子。
最後に、実はまだ死んでなかった黒い猿をキッチリ倒したところで何度目かのレベルアップをしました。
進化
ここでレベルが10になったところで、2回目の進化に。今回も、進化先の候補は2つありました。
左側『タラテクト』は、現在の『スモールタラテクト』からスモールが無くなった種族。たぶん大きくなる。
一方の『スモールポイズンタラテクト』とは?
進化先がどんなものなのか気になりますが、ここではとりあえず進化は保留。猿達と戦っていた時に気になっていた道を先に進んでみました。
するとその先に待っていたのは……。
めちゃくちゃ熱そう。
溶岩が煮えたぎる恐ろしい場所でした。あまりにも熱すぎるせいでそこにいるだけでHPがどんどん減っていく。
さらに、マグマの中を平気で進み、炎の玉まで吐いてくるトカゲに遭遇し、とりあえず逃げ出す蜘蛛子。
相手の攻撃を避ける事は出来てもこちらからの攻撃手段が無いので、負けないけど勝てない。
現在の蜘蛛子の目標は『上層に行く事』で、そのためにはとりあえず今いる中層を通って上に登っていかなければいけない。
先に進みたいが決めてに欠ける。さてどうしたもんか……。
という感じの悩みはとりあえず置いておいて、まずは進化をしてみよう。という事になりました。
表示された進化先に鑑定のスキルを使い、さらに詳細を調べました。
この2択で蜘蛛子は『スモールポイズンタラテクト』を選択。『希少種』というのが決め手。
というわけで、蜘蛛子はさらなる進化で『スモールタラテクト』から『スモールポイズンタラテクト』になりました。
そして。
ここからは割りと長々とスキル関連の話が続きます。面白くないというわけではないのですが、流れとして全文読んでいかないとよく意味がわからなくなるので、ここでは割愛。まさか全部掲載するわけにもいかないのですよ。
重要な事としては『傲慢』というスキルを覚えた。という事。これによりスキル『禁忌』のレベルが2から4に。
さらに『深淵魔法』という魔法を覚えました。でも相変わらず魔法は使い方がわからないままですが。
それから
ここまででだいたい3巻の半分くらいまで。
ここからは、なんとかして飛び道具を手に入れたいので魔法が使いたい。そのために必要そうなスキルである『魔力探知』や『魔力操作』のスキルを覚えて使いたい。
でもそのためには『探知』というスキルを使いこなす必要があって、そのスキルを使いこなすために他の情報系のスキルを……。
という感じの展開が続きます。
俺はなろう版の原作を読んだんですが、正直この辺からかなり人を選ぶようになっていきます。
段々しんどくなってくる。スキルを駆使して戦っていくのはいいんですが、そこに重点が置かれ過ぎている感じがするのと、あまりにご都合主義すぎるチート能力での成長がなんとなく興ざめになります。
漫画版はまだ結構コミカルな感じの絵でなんとか読む気になりますが、これが字オンリーだとかなり辛い。
蜘蛛子が進化した直後にスキルを確認するシーンのコマで
こういうのがあるんですが、もう読む気になれないわけですよ。ふーーーん。以外の感想が無い。
で、ここからさらに『傲慢』のスキルの影響で色々なスキルレベルがガンガン上がって進化して、進化したスキルが統合されてさらにレベルがガンガン上がって……。という事が続きます。もうお腹いっぱい。
でも、切り取って見るとなにこれうへぇ。と思いますが、流れとして読めばしんどいなりに冒険も進むので、人を選ぶと思いますが頑張れば読んでいけます。
一応、まぁまだ先の話ですが長い闇を抜ければまた盛り上がってくるので、そこまでなんとか我慢して読んでいただきたいです。ほんと。この中だるみを抜ければ、面白くなっていきますから……!!
参考までに、この巻最後の蜘蛛子のステータスが
こんな感じなんですが、もうどうでもいいですよね。
あまりネガキャンばっかりしてもしょうがないんですが、とりあえずは強くなり始めた蜘蛛子が頑張って中層を探検し始めます!頑張れ蜘蛛子!
4巻へ続く!
画像:「蜘蛛ですが、なにか?」コミックス3巻より引用
WEB版を読む
今のところ(2019年12月)全話無料で読めます。やったぜ!超太っ腹!
なろう版を読む
結構長いので覚悟を決めて読んでください。
アニメ公式
PVも見れます。今後色々な情報が更新されていくと思うのでぜひ見てみてください。
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