【感想】けものみち 3巻 再び登場する姫。とにかく尻を丸出しにされます
あらすじ
源蔵を異世界に召喚してジャーマンされた姫が再登場!
魔獣を倒すために源蔵を異世界に召喚したものの、衆人環視の中で源蔵にジャーマンされ辱められてしまった姫が源蔵を捜して異世界ペットショップ「けものみち」に訪ねて来た!果たして姫の目的とは!? bookwalker作品紹介より
というお話です。原作 暁なつめさん 漫画 まったくモー助さん 夢唄さんです。
登場人物
柴田源蔵:異世界召喚されたプロレスラー。重度のケモナー。元?レスラー。そういえばどうしてレスラーが異世界では強いのかとかいう説明は一切ない。
シグレ:借金のカタとして売られそうになっていたところを源蔵に助けられた狼の獣人。借金とか作ったわりに、お金にうるさく一番の常識人。他が経営の事を考えないせいで苦労が絶えない。
花子:本名は『ファフニール・ギルドメラク・リンダブレア』という。食欲が凄い。
カーミラ:ヴァンパイア。アホの子枠。ペットショップけものみちの中で唯一けも耳もけも尻尾も持たぬ者なので源蔵が冷たい。
ひろゆき:源蔵と共に異世界にやってきた雑種犬。3巻ではほとんど出番が無い。めんこい。
ジーク:謎のアリ
感想
尻姫ふたたび
はい!というわけで今回紹介するのは『けものみち』の3巻です!
アニメ版とはほぼほぼ分岐してしまい、アニメから漫画に入る時期が遅ければ遅いほど『ほんとにこれが原作なのか?』と思う率が上がってくるのではないかと思うわけですが。
アニメはね~。ずるいですよねぇ~。動くし。声あるし。
アニメは、割と早い段階でオリジナルキャラが登場しまして、花子の過去の話だとかケモナーマスクのライバルだとかの話が出てくるわけですが、3巻時点でそんなキャラは漫画には登場しません。
正直、よくまぁこれをアニメ化しようと思ったな。と思う部分があるわけですが、俺は結構好きですよ。俺は。
では紹介していきましょう。
ケモナーマスクの弟子
これを書いている時点ではまだアニメの7話は見ていないのですが、たぶん2巻の最後と3巻に登場する『セリス』というリザードマンの弟子の話。
2巻の最後で源蔵に弟子入りし、レスラーとして十分な力をつけたセリス。『特盛セリス』というリングネームまでもらいました。
セリスがなぜ源蔵に弟子入りしようと思ったのか?の理由をセリスから聞いて、激怒した源蔵はハンターギルドを強襲します。
ギルドにいるハンターを無差別に処刑していく源蔵。慌ててギルドマスターが止めに入ります。
どうやら、セリスはリザードマンだという事が原因で不当な扱いを受けていたらしく、それを見返すために源蔵に弟子入りしたのだそうです。
でも、源蔵達に鍛えられている間に、いかに自分が小さな事にこだわっていたのかを認識したので、今はもう怒っていない。そんな事よりも今は先生(源蔵達)みたいな立派な人を目指して頑張りたい。と、ギルドのハンターやマスターの前で語ります。
いい話になった。これで一件落着。
と思いきや。
源蔵以外全員がなんとなく納得し、いい感じの話風に収まるところだったのに、源蔵だけがこの展開を断固拒否。
源蔵の言い分としては『リザードマンが迫害を受けたのに良い話だったなで終わらせてたまるか!』という感じ。
これ結構源蔵の言う事は個人的に納得出来るんですよね。いかにも源蔵がワガママを言ってる風なんですが、そもそも特定の種族をみんなで迫害しておいて、なんの罰も無しに良い話風に終わっていいわけがない。
というわけで、源蔵の指示でハンターの1人とセリスが決闘する事に。
決闘は引き分けという結果に終わります。しかし!これでもまだ納得のいかない源蔵。
『こういう輩は見せしめにしておかないと次の被害者が現れるんだ!』という源蔵の意見は過激派だけど納得できる。
しかし、実はハンター達がセリスに辛く接していたのには理由があって、とある事のせいでハンター達にストレスが溜まっていたせいなのですが、その理由とは・・・。みたいな話。
花子、習い事を頑張る
アホの子カーミラが、最近お嬢様(花子)が習い事をサボって困る。と言い出すところから話が始まります。
まぁその習い事についての話に関しては割とそんなどうでもいい(ヒドイ)んですが、その話の終わりに源蔵さんの前に姫が再び現れます。
源蔵を異世界に召喚した姫。そもそもこの人達がいなければ源蔵はこのケモノだらけの世界に来ていないので、ちょっとは感謝してもいいと思うんですが姫はケモノ属性がどこにも無いので扱いが雑です。
初対面でいきなり源蔵にジャーマンをお見舞いされ、その時にお尻が丸出しになったせいで城内で『尻姫』などどいう陰口をたたかれるはめになった姫。
やっと源蔵を探し出しましたが、またしてもジャーマンで公衆の面前でお尻をさらすはめになりました。ヒドイ。
姫がわざわざ源蔵を探し出したのには理由があって、一応『勇者』として召喚した源蔵に魔王退治をして欲しい。というお願いでした。
魔王。魔獣の王。
そんなものを討伐する依頼など源蔵が受けるはずもなく、姫様はさらなる辱めを受けましたとさ。
魔王ってどんな人?
姫様に言われて『魔王』という存在を知った源蔵。
魔王を捕獲して飼うために、ギルドで情報を集めようとします。
そこに、ハンターギルド最強パーティーと名高い伝説のチームが現れます。
アニメで散々な扱いを受けているパーティーがここで漫画にも登場。『漫画にも登場』って言い方は作品の成り立ちの順番から言っておかしいんですけどね。こっちが先ですからね。
まぁ、漫画でも散々な扱いを受けるんですけど。
それから
これで3巻の半分くらいです。あとは源蔵がけものみちにはエロが足りないと言い出したりグリフォンの卵を取りに行ったりで3巻は終了です。
まぁ、なんと言いますか、正直な感想としてこの3巻は・・・。まぁ、ちょっと、微妙といいますか・・・。
どうやら2巻の時点で打ち切りが決まっていたはずなのになぜか謎のアニメ化の企画が生まれたらしいので、この3巻ではなんか色々やってみようと思ったんだろうなぁという空気が伝わってきます。
こう、男が主役で個性的は女性が3人いて、ちょっとズレた事件を各々がおこしてみたり・・・。という内容なのですが、原作者が同じなせいかどうしても・・・。
祝福があればいいんですが。4巻へ続く。
画像:「けものみち」コミックス3巻より引用
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