【感想】蜘蛛ですが、なにか? 2巻 蜂の大群と地龍アラバ!そして襲い掛かる猿!
あらすじ
この迷宮はヘルモード!?最下層に落ちた蜘蛛子に蜂・猿軍団が襲い掛かる!
冒険者に追いかけられ、私は不運にも迷宮最下層に転落…。そこは上層にはいなかった凶悪モンスターの巣窟だった! 上層に戻るため蜘蛛糸を駆使して巣を拡大していた私にアイツが襲い掛かってきた!! bookwalker作品紹介より
というお話です。作者 かかし朝浩さん 原作 馬場 翁さんです。
登場人物?
蜘蛛子:教室で授業を受けていたのに、なにやら謎現象で異世界に転生し、蜘蛛として生まれ変わったJK。虫やらカエルやらを食べて生きる。物凄いメンタルタフネス。
感想
これまでとは違ったスケールの敵とついに戦う事に!
はい!というわけで、今回紹介するのは『蜘蛛ですが、なにか?』の2巻です!なんか凄い久しぶりにこのシリーズに触れる気がする。凄い好きなんですけどね。
なんかもう他の記事のアクセス数が圧倒的すぎる部分がある。特に隔週の土曜の魔都精兵のスレイブのアクセス数がヤバイ。
とまぁ他の作品の話をしてもしょうがないので、紹介していきましょう!
VS蜂の大群!
1巻でLvが10になって『スモールレッサータラテクト』から『スモールタラテクト』へと進化した蜘蛛子。
人間に追われ、大きな穴に落ちたところから話は始まります。
大きな穴へと落ちていきますが、蜘蛛なので蜘蛛糸でぶら下がってとりあえずの落下死はふせぎました。
しかし……。
目の前には蜂の群れ。蜘蛛子のサイズから考えて、ほぼ自分と同じサイズの蜂だと思うと超怖い。
虫とかカエルとかそんなのとばっかり戦ってますが、やはり今回も襲い掛かってくる蜂。
それを、バンジーの要領で穴を落下しながら糸で移動し、なんとか撒いたかと思われましたが……。
追ってきた蜂に思い切り刺されました。
さらに、刺すだけでなく毒まで流し込んでくる始末。これをなんとか糸での一本背負いで撃退するも、仲間の蜂に囲まれました。
最初にくらった蜂の一撃のダメージがかなり重い。
ほぼ死にかけの状態になりました。
レベルが上がると全快するので、さっき糸で投げ飛ばした蜂にとどめをさしたい蜘蛛子。
他の仲間の蜂にバレないように、さっきの蜂を少しずつ糸でたぐりよせていく蜘蛛子でしたが……。
そこに新たなモンスターが登場します。
巨大なヘビ。
上空にはブンブン飛び回る狂暴な蜂。目の前には巨大なヘビ。
今の瀕死の状態でもしヘビに見つかれば一たまりもありません。どうか見つかりませんようにと祈る蜘蛛子でしたが、ここでさらに恐ろしいモンスターが登場します。
地龍『アラバ』です。ドラゴンです。
アラバは、蜘蛛子の目の前にいた巨大なヘビを切り裂いたあと、ガブっと食べてどこかへ去っていきました。かろうじて命拾いした蜘蛛子。
しかし。自体はなんら好転していません。上を見上げれば落ちてきた大きな穴。ここを登れば戻れますが、そのためには上空で飛んでいる蜂を倒す必要がある。
なので上を諦め、今いる場所をもっと探検しようとすれば、さっき出会った地龍に出会うかもしれない。
どちらを選ぶにしても、命を賭けたリスクがある。
このままでは八方ふさがりです。死んでしまうかもしれない。
死にたくない。
今自分に配られたカードで、どうやって生き抜くかを考えていきます。
穴を登っていく
まずは、蜘蛛子の身近にあった大きな石を拠点としてその周りに糸で巣を作りました。ここにこもって少しずつ蜂を倒しながらレベルアップを目指します。
慎重に慎重に巣作りを進めていく蜘蛛子。その巣作りの中で蜂を観察していてわかった事があります。
通常、蜂は5~6体でのチームを結成し、その中にリーダー格の蜂がいる。群れはこのリーダーを中心に統率の取れた行動をするために、この群れを狙って倒すのはリスクが大きく難しい。
でも、まれにその群れからはぐれて飛んでいる『はぐれ蜂』がいて、それなら倒せるかもしれない。
なので、それを倒してレベルを上げる方針に決まりました。
空を飛ぶ蜂を倒すために開発した蜘蛛子の秘密兵器。
糸で作ったモーニングスター!
これを蜂に向かって投げ、当たらなくてもこっちに向かって単独で突っ込んできてくれれば後はなんとかなるだろう!
というわけで。
巣の様子をうかがいにきたばくれ蜂に向かってクモーニングスターで攻撃開始!
どうせ当たらないだろう。と思っていたこのクモーニングスターが見事命中。当たった瞬間に糸の動きを操り、玉の部分を広げて蜂を捕獲します。
捕らえた蜂をたぐりよせ、あとはもう。
一応中身はJKです。馴染みすぎやろ。主に精神面で。
そしてそこからもコツコツと蜂と倒し、ついに!
念願のレベルアップを果たしました!
これにより、最低で3しか残っていなかったHPが全快に。大きく開けられた背中の穴もふさがりました。
ここから、蜘蛛子は次の行動をおこします。
落ちて来た深い縦穴を、再び登って元の場所に戻るのです!
というわけで、上空を飛び交う無数の蜂から守られつつ移動できるように考えた蜘蛛子の通路。
とても頑丈で、なおかつ通路の外側部分だけがくっつく構造。
この通路をどんどん伸ばしていく事で、蜂の攻撃を防ぎ、またクモーニングスターを使って邪魔な蜂をどんどん捕獲していきます。
どんどん上に登るにつれて数を増していく蜂の群れ。しかしこの通路のおかげで大きなトラブルも無く進んでいく蜘蛛子でしたが、下から謎の気配を感じました。
地龍『アラバ』が再び戻ってきたのです。
上を見上げ、突然喉を膨らませるアラバ。蜘蛛子がいる上空めがけて……。
必殺のブレス!!
これにより、せっかく上に向かって伸ばしていた通路状の巣は全壊。さらに蜘蛛子も落下。周辺の壁ごと巻き込んで一気に一番下まで落下します。
なんとかかろうじて死なずにすんだ蜘蛛子でしたが、それは落下で死ななかっただけ。
大量に降ってきた岩の中、息を潜めアラバがどこかへ行くのを祈るしか……。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いっ……!!
下層を探検する
アラバは去り、なんとか生き残った蜘蛛子。アラバは明らかに蜘蛛の巣の通路を煩わしい物として認識していた様子だったので、これ以上巣を張って上に向かう事は出来ません。
もし、次見つかったら今度こそ命は無い。
上に向かって動けない以上、残された道は現在いる下層を進む他にありません。
当然土地勘などあるはずもないので、どこに行けばいいのかもわかりませんが、とりあえずはアラバが去った方向とは逆に向かう蜘蛛子。
さて下層にいるモンスターは果たしてどんなものなのでしょうか……。
蜘蛛子がサシでなんとか倒していた蜂を一撃で切り裂く攻撃力を持ったカマキリを一撃で葬り去って食べる蜘蛛が徘徊する場所でした。
蜘蛛の名前は『グレータータラテクト』名前からしておそらく蜘蛛子の進化形でしょう。
他にも、翼の生えたライオンだとかヘビの進化形っぽい大蛇だとか、とても勝てそうにない恐怖のモンスターのオンパレード!!
しかし。なぜかそんな悪夢の下層においても、蜘蛛子でも勝てるようなザコモンスターが湧いている事もあるようです。
どうしてそんな弱者が生き残っているのか?
答えは簡単。弱いモンスターは毒持ちである事が多く、単純に食べても美味しくないからです。
なので。
恐怖のモンスターがひしめく下層の中、毒持ちのザコ狩り専として細々活動を続ける蜘蛛子。
ついにレベルアップで『毒合成』という特技も手に入れました。
それから
ここまでで2巻の半分くらい。これから、蜘蛛子はだだっ広い空間へと辿り着き、あまり隠れる場所の無い探索を強いられる事になります。
鑑定のレベルが上がり、現在のスキルとその効果を見られるようになったり。
謎の猿と戦ったりします。
最初一匹で現れた謎の猿。これを撃退した事により、とんでもない目に合う事に。
序盤の最大のヤマ場。VS猿戦が始まります!
猿いっぱいいてマジきもい。
というわけで2巻は終了です!仲間を殺られた復讐のため、圧倒的物量で襲い掛かってくる猿軍団!果たして蜘蛛子はどうなるのか!
3巻へ続く。
画像:「蜘蛛ですが、なにか?」コミックス2巻より引用
WEB版を読む
今のところ(2019年12月)全話無料で読めます。やったぜ!超太っ腹!
なろう版を読む
結構長いので覚悟を決めて読んでください。
おまけ
何回見ても面白そう。すげぇ楽しみ。
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