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【感想】救国のメシア 1巻 異世界から召喚された少女?が世界を救う?のか?

2019年11月3日

当ブログはその性質上、どうしてもネタバレを含みます。そんなの嫌だ!という方は十分に注意して読んでください。

あらすじ

世界を救うべく月からやってきた飯屋(めしや)ちふる、17歳。
思うように世界を救えない彼女が出会ったのは、これまたワケアリの地球人ばかりで!?
世界を救うヒントを探すべく、メシアの挑戦は今日も続く!!

恋の悩みも世界規模!?
世界を救うハートフルラブコメ★ bookwalker作品紹介より

というお話です。作者はぐんたおさんです。

登場人物

飯屋ちふる:世界を救うために異世界から召喚された高校2年生。この顔は仮面。様々な凄すぎるスキルを持つ。『世界を救う』というのはどういう事なのかについて日々悩む。

藤原龍之介:商店街の魚屋の息子。ちふると少しいい感じの関係。魚が好き。

感想

なんだこれ。なんなんだこれ。

Twitterでフォローしている人のつぶやきで紹介されていて、気になって買って読んでみました。

掲載誌は『ネクストF』というバリバリの少女漫画雑誌(アプリ用)みたいなんですが、これ本当にこんな雑誌に掲載されてんの?というくらいにぶっとんだ内容です。

主人公の飯屋ちふる(以下ちふる)は、世界を救うという目的のために異世界から召喚されてきました。

しかし。簡単に『世界を救う』と言ってはみても、世界には様々な問題があふれており『救う』というのは具体的にどういう事なのかちふるにはわかりません。

駅前商店街の老夫婦の遠い親戚として過ごし、学校の通いながらこの世界の仕組みや常識を学んでいる途中であるちふる。

そんなちふるとちょっといい感じになっていくクラスメイトの藤原龍之介(以下龍之介)との恋の物語・・・なのかなぁこれ。

老夫婦に頼まれお使いにでかけた先の鮮魚店で働く龍之介を見てトキメイてしまったちふる。

しかし、彼女はこの気持ちの正体が何なのかわかりません。

龍之介を見た瞬間に謎の音を立てたマスク。そして、学校で出会う度に高鳴る胸の鼓動。

この気持ちは一体なに!?

世界の事を考えなければならないのに、頭の中は龍之介の事でいっぱいになってしまいます。

もしかしてこれは・・・。マスクの不具合!?

マスクの整備をしてみるも、やはり龍之介を目の前にすると心の高鳴りを止める事が出来ません。

そんなちふる達の学校に、なんと隕石が落ちてくるという事をちふるのレーダー的な何かが感知。

このままでは隕石で学校が崩壊してしまう!しかし、ここで能力を使えば気味悪がられてしまうかもしれない。

いや!今ここで守らなければいつ守るというのか!

そんなわけで、学校に接近する隕石を、果たしてどのようにしてちふるは撃退するのか!

という感じの1話目。読み切り版らしいです。2話目からは

今話題の人気恋愛ゲーム『維新志士彼氏(通称シシカレ)』を攻略してみたり

メルルという名前の謎のマスコットキャラが登場したりします。

でもぶっとびギャグなのかと思いきや、微妙に少女漫画らしいというかいい感じの恋愛話があったりであなどれませんでした。

2話目でもやはり大きな危機がちふるの元に訪れますがこれも頑張って回避。

これが一体どういう状況なのかはぜひ読んでみてください。凄いよちふる。

3話目ではイケメン教師も登場します。

古文の教師が産休に入ったという事で臨時でやってきたイケメン教師。古文を通じて先人の気持ちを理解したいちふるは先生に質問するために学校内で先生を探します。

しかし、このアビリティ『壁にメシア・障子にメシア』を使って先生を探した事により、ちふるは先生をある秘密を知ってしまう事になるのです。

果たして先生の秘密とは?

そして4話目には謎の巨大生物などが登場します。

本当にこれが少女漫画というカテゴリでいいのか不思議になりますが、基本的にはエピソードはいい話です。ちょっと合間に謎の狂気がチラ見えするだけで。

ちなみにこのコミックスのあとがき部分で作者のぐんたおさんは元SEだったらしいのですが、担当さんに『マンガを描きませんか』と連絡をもらって漫画家になったらしいです。書いてある事は理解できるのに理解できん。どういう人生なんでしょうか。

で、他にはどんな漫画を描いてらっしゃるのかと作者名で検索をかけたところ、見つかった作品が

おっさんが小学生

というタイトルの漫画。なんだそれ超気になるっ・・・!

ちなみに内容は42歳のオッサンがある日目覚めたら10歳の小学生になっていた。という話で、タイトルから受けた印象とは全然違った面白さのある漫画ですのでぜひこれも読んでみてください。

画像:「救国のメシア」コミックス1巻より引用

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