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【感想】まちカドまぞく 2巻 やってきた新たなる魔法少女!そして明かされる様々な謎

2019年11月30日

当ブログはその性質上、どうしてもネタバレを含みます。そんなの嫌だ!という方は十分に注意して読んでください。

 

あらすじ

新米魔族・シャドウミストレス優子(通称シャミ子)の戦いは、一族に課せられた「月四万円生活の呪い」を解いてもまだ続く。ライバルの魔法少女ともなりゆきで協力するうち、何だか仲良くなってしまったような…? 新たな魔法少女も登場する待望の第2巻! bookwalker作品紹介より

というお話です。作者は伊藤いづもさんです。

登場人物

吉田優子:通称シャミ子。というか、もう本名で呼ぶ人がほとんどいなくなってしまう。ある日突然闇の力に目覚めた魔族。一応目標は『魔法少女の生き血を始祖の邪神像に捧げる』という感じ。前回一応ちょっとだけ目標を達成したが、そのせいでより大変な思いをする事に。

千代田桃子:脳筋魔法少女。シャミ子に生き血を取られご先祖様の像に捧げられた事で魔力を少し失う。そのため、シャミ子をより強くする道に目覚める。さらに、新しい魔法少女も助っ人として呼んだ。

陽夏木ミカン:桃に呼ばれた助っ人魔法少女。強いらしいが『動揺した時に関わった人にささやかな困難が降り注ぐ呪い』にかかっており、大きく驚いたり喜んだりすると周りの人にささやかな困難が降り注ぐ。結構厄介な呪い。脳筋ではなく普通の女子。実はもう1つ大きな特徴があるが、2巻では登場しない。

リリス:邪神像に封印されたシャミ子のご先祖様。一応魔族の復権を狙っているもののあまり上手くはいかない。シャミ子の母が邪神像を雑に扱ってきたために最近の出来事にも詳しい。実は結構頭がいい。

感想

少しずつ明かされていく吉田家と魔法少女の秘密

はい!というわけで今回は『まちカドまぞく』の2巻です!これを書いている時点ではアニメが10話まで公開されてまして、最終回がどんな話かわかりませんがたぶんこの2巻の枠内で収まる・・・はず。11話の内容は2巻の最後の方の話になるので、12話アニオリとかで終わるのかな?わかりませんが。

さて。1巻の最後で不可抗力とはいえ桃の生き血を邪神像に捧げる事に成功したシャミ子。そのおかげで、身の回りに様々な変化が起こる事になります。

呪いが緩和された

微量ながら生き血を捧げた事により、吉田家にかけられた数々の呪いの効果が少し弱くなりました。まず、邪神像が直接喋れるようになり、ご先祖の声が聞こえるようになりました。

さらに、ちょっとだけ裕福になりましちた。一か月いくらまでと明言されてはいませんが、少し生活が改善された模様。しかし、あんまり派手に生きると『運命レベルでのガッカリ補正』がかかるらしく、小さな不幸がおこったりもします。難儀な。

生活が少し裕福になった事を喜んでお好み焼きパーティーをしようとしたら小手が折れたりします。ガッカリ補正おそるべし。

エグイトレーニング

一方、シャミ子に生き血を取られたおかげで少し弱体化してしまった桃。弱くなってしまった代わりにシャミ子を鍛え、一緒に街を守る手伝いをしてほしい。とお願いをします。

脳筋魔法少女は物理少女なので、その頼みを断るのは不可能であり、ほぼ強制的に地獄の特訓を受けさせられるシャミ子。

鉱山で働く車両のタイヤを引くトレーニングを受けさせられたりします。せっかくなので鉱山車両用のタイヤの重さや値段を調べようと思ったのですが、特殊過ぎてピンキリであまりよくわかりませんでした。

新しい魔法少女現る

さらに桃の弱体化を補うために新しい魔法少女に助っ人を頼みました。そしてやってきたのがミカン。

その力は強力らしいのですが、彼女は少し問題を抱えており、動揺した時に『関わった人にささやかな困難が降り注ぐ呪い』がかかっています。

この呪いのやっかいなところは、落ち込んでも喜んでも発動するところ。とにかく精神が大きく揺れ動くと困難が降り注ぎます。なかなかに面倒。

他には、シャミ子が頭脳派魔族になろうとして桃にテスト対決を挑み、意外な人物が好成績を収めたり

少しでも呪いを克服するためにメンタルのトレーニングとして怖い映画をシャミ子とミカンが見に行き、その場を桃に見つかりなぜか修羅場になったり

同級生の小倉さんの協力でご先祖様の像が謎の新フォームに変形したりします。

ちなみにこのキモイウォーキング邪神像は、この後桃のトラウマになるのですが、それはまた別のお話。

そして明かされる様々な謎や秘密

桃がシャミ子の家に訪れた事により、様々な秘密が明らかになっていきます。

シャミ子の父親の秘密。シャミ子自身の秘密。そして、桃とシャミ子のこれからの未来について。

この辺はアニメの最終回近辺の大きなネタバレになるので実際にアニメなり漫画なりを見ていただければと。

 

この時点でまだ2巻の話で、これを書いている現在で5巻まで発売されています。たぶんアニメは2巻近辺で終わると思うのですが、ここから先も結構ちゃんとしたストーリー作品というか、決して出オチJK魔族漫画ではない感じの作品になっていきます。

シリアス要素もそこそこあって、魔族や魔法少女やこの町の秘密や、ちょっと色々な出来事の黒幕っぽいというかラスボスになるのか?という感じの身近な人物の暗躍だったりと、萌えだけに収まらない面白さがあるので、ぜひ気になったら読んでみてください。

画像:「まちカドまぞく」コミックス2巻より引用

 

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