【感想】灼熱カバディ 1巻 マイナーネタスポーツと言わせない!これはもはや格闘技!熱い戦いの物語がここから始まる!
あらすじ
スポーツ嫌いの元サッカー部エース・
宵越竜也(高1)のもとに、
ある日『カバディ部』が勧誘に!「カバディなんてネタだろ(笑)」と
内心バカにしつつ練習を見に行くと、
そこではまるで格闘技のような
激しい競技が行われていて……!!! bookwalker作品紹介より
というお話です。作者は武蔵野創です。
登場人物
宵越竜哉(よいごしたつや):元サッカー部。『不倒の宵越』と呼ばれていた。『ナイトエンド』という名前で生主もやってたりする。同級生の畦道に誘われ、先輩の井浦に脅されてカバディ部に入部する事になる。
畦道相馬(あぜみちそうま):カバディ歴1か月の初心者。宵越をカバディ道へと誘う。
水澄京平(みすみきょうへい):2年。カバディ歴1年と1か月。守備担当。
伊達真司(だてしんじ):2年。カバディ歴6か月。好きなものは筋肉。守備担当
井浦慶(いうらけい):3年。カバディ歴6年。好きなものはネット。嫌いなものは約束を守らない人間。生主として伸び悩む宵越を『神生主にしてあげる』というエサで釣ってカバディ部に勧誘する。情報収集の鬼。
感想
ネタスポーツなんて言わせない!もはやこれは格闘技!熱い男達のスポーツが始まる!
はい!というわけで、今回紹介するのは『灼熱カバディ』の1巻です!
カバディと言えば、なんですか?なんかカバディカバディ言ってるだけのよくわかんないスポーツですか?
おっぱいの大きいレズっ気のある先輩が襲ってくるやつですか?(ちおちゃんの通学路)
否!
正直俺もさっぱりわからん意味不明なスポーツという認識しか無かったんですが、ぜひこの漫画を読んでいただきたい。そして、カバディという熱いスポーツを知ってもらいたい!
と言ってもまぁ、俺も自分でやった事は無いしこの漫画でくらいしか見た事ないんですけどね(正直)
とにかく。本当に熱い面白い漫画なので、ぜひ1度読んでもらいたいのです。
というわけで、紹介していきましょう!
サッカーの上手い生主、カバディと出会う
次のページ開いて『カバディ!』という文字と見開きから始まりますこの灼熱カバディ。
この時点ではルールを知らない人もたくさんいるかと思いますので、走る格闘技とか言われてもちょっとピンとこないかもしれません。
が。読み進めていけば、これがなかなかなるほどと思わされます。
私立能京学園高等学校。その学校の学生寮に住む1人の生徒。
彼の名は宵越竜哉。元サッカー部で、全国区で有名であった彼は事情があってサッカーから離れていました。そんな彼を勧誘するために部屋に訪れるサッカー部の人達でしたが、宵越はそれを拒否。
宵越には、サッカー以外にやる事があるのです。
宵越竜哉。またの名を『ナイトエンド』といいます。
ちなみにコミュの人数は現在6人。大人気ですね。
そんな彼が今日も生放送を始めようとしたところ、流れたコメントでなにやら身バレの雰囲気が。
なぜかナイトエンドの部屋にサッカー部が勧誘に来ていた事を知っている人がコメントを書き込んでいました。
これは身バレしたのでは?と慌てるナイトエンドでしたが、そこに突然来客がやってきます。
部屋の鍵をかけ忘れていたので、いきなり扉を開けてきたその来客。
彼の名は畦道相馬。宵越をカバディ部に勧誘するためにやってきました。
早く畦道を追い返して生放送を再開したい宵越でしたが、まったく帰る気がない畦道。このままではラチがあかないので、とりあえず誘いに乗って見学だけでもしてみる事にしました。
畦道に連れられて向かったのは旧体育館。扉を開けてそこでまず見たのは、大きな音を立てて倒れこむ2人の男でした。
体育館で宵越を迎えてくれたのはカバディ部所属の2年。水澄と伊達の2人でした。ガチムチ。
そしてさらにもう1人。副部長で3年の井浦。
畦道に無理やり連れてこられたから今日は一応見学するけど、入部する気は無いし今後一切関わるな。部員なら他を探せ。と冷たく接する宵越でしたが、副部長の井浦は『誰でもいいわけじゃなくて宵越が欲しいから勧誘した』と言います。
通称『不倒の宵越』接触の多いサッカーという競技で、倒された事が無いという伝説を持つ宵越が欲しい。と。
それでも断ろうとする宵越でしたが……。
宵越の秘密を知っていた井浦。脅される形でとりあえず今日見学をしていく事になりました。
カバディチュートリアル
と、いうわけで。お話の導入としてはこんな感じです。なんやかんやでカバディを見学する事になった宵越。しかし、なによりまずルールもわかりません。
なので、ここからはカバディのルール説明が始まります。まず。
カバディは攻撃側と守備側があって、交互に入れ替わる『ターン制』のスポーツです。
攻撃側は、守備側の人間をタッチする事が目標となります。守備側は、それから逃げるか倒せばいいんですが、その辺の説明は後で。
まずここでは、上の図がカバディのコート。攻撃側の畦道の陣地と、守備側の2年の陣地がありまして、守備側はこの陣地の中で逃げます。
が。見てわかると思いますが逃げ回るにはちょっと陣地が狭い。これではすぐに捕まってしまいますから、そこに縛りがあるのです。
攻撃側が中央線を越えて相手陣地に入ったら攻撃開始なのですが、攻撃していられる時間には限りがあります。
これがいわゆる『カバディカバディ言ってる状態』です。攻撃してるんですね。
で、攻撃側は守備側にタッチする事が目標です。
攻撃側がカバディカバディ言いながら守備側に寄っていき、とにかくどこでもいいので少しでも触れる事が出来ればいいです。
で、触れたら得点……というわけではありません。
攻撃側が守備側に触れた状態。この状態を『ストラグル』と言いまして、この時点ではまだ点数は保留。
ここから、攻撃側が自分の陣地に戻る事が出来て初めて得点が加算されます。
しかし当然守備側も簡単に帰してはくれません。
自陣に帰ろうとするところを、上記のように倒されたりするわけです。そして、守備が成功すれば逆に守備側が得点を得る。
これを繰り返すのがカバディというスポーツのルールです。
という説明がされます。でもこれは簡易版の説明。本当はもう少し複雑なんですが、それはまた今後。
さらに専門用語の解説も少し。
いわゆる『カバディカバディ』と言うのを『キャント』と言います。
『攻撃する人』を『レイダー』と呼び『守備をする人』を『アンティ』と呼びます。
ってなんか知ってる風に解説していますが、俺もこの漫画でしかカバディを見た事がないのでもし間違っていたら申し訳ない。なんとなくそういうもんだと思っておいてください。
わかんなかったら、買って読んでください(宣伝)
そしてせっかくなので宵越&畦道vs3年の井浦で軽いお試し試合をします。
当然初心者の宵越には良いも悪いもありませんが、それでも少しだけ才能というかスポーツ上手い人の応用力を見せる宵越。
宵越が逃げようとした先に畦道がいたので、これは誘導されている!という事に気付いてとっさに逆方向に逃げたが結局タッチされてしまいます。
その後、宵越が勝てばコミュの人数を増やしてもらえる(サクラ)が、もし負ければカバディ部に入部する。という条件で畦道と宵越が試合。
まったくの初心者ながらサッカーで培ったスポーツセンスで善戦しますが……。
見事に畦道に負けてしまい、宵越はカバディ部に入部する事になるのでした。
守備の基本『チェーン』
というわけで、カバディ部の一員となった宵越。さっそく練習の日々が始まります。
『レイダー(攻撃手)』役の宵越と、それを迎え撃つ『アンティ(守備手)』の先輩達。
アンティは3人。それぞれがバラバラに立つのではなく、手を繋いで構えます。これを『チェーン』といい、カバディの守備の基本だそうです。
宵越はこの『男同士手を繋ぐ』のが嫌なので守備の練習を拒否。攻撃の練習を繰り返しますがこの『チェーン』をどうしても破る事が出来ない。
一方、一応先に入ったとはいえキャリアで1か月しか差の無い畦道は、毎回ではないもののこのチェーンを相手に生還してきます。
『俺と畦道何が違うのか?』悩む宵越。
バカみたいに大きな声でキャントを続け、ムダが多く消耗も激しいはずの畦道が生還出来て、どうして宵越が捕まってしまうのか?
夜の公園で閃いた、打倒チェーンの方法とは!
翌日。
練習中に、対峙する3人の先輩相手にハットトリック宣言をする宵越。1人タッチするごとに1点なので、ハットトリックを達成するためには3人……。つまり、今目の前にいる先輩全員にタッチして逃げ切る。という宣言です。
この宣言に対して闘志を燃やす水澄と伊達。一方井浦は、そんなのはリスクが高すぎるのでハッタリだと見抜きました。
果たして宵越は先輩3人を出し抜けるのでしょうか!
それから
ここまででだいたい1巻の半分くらいです。マイナーなスポーツなので、とりあえずルールの説明をしないといけないので1巻は説明的な話の流れが多いです。
でもこれからどんどん熱い戦いが繰り広げられていくんですけどね。
この後は、みんなでシューズを一緒に買いにいったり、買い物の道中でとんでもない事を知ったり。
この女性は一体……?
そして、レイダーだけではなくアンティの練習も始める宵越。しかし、畦道と呼吸が全然合わない。
1年コンビが2年コンビを倒すべく特訓をします。
宵越&畦道は、伊達&水澄に勝てるんでしょうか?
という感じで2巻へ続く。
画像:「灼熱カバディ」コミックス1巻より引用
web版で読む
『マンガワン』というアプリで読めます。スタミナ制なので、頑張ればかなりの数読めます。
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