【感想】あゝ我らがミャオ将軍 2巻 SNSでバズったりバナナを買うため頑張ったり母から電話があったりします
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あらすじ
世界一かわいい独裁者・ミャオのドタバタ統治は、増々フルスロットル!?万博に出たり、海外から観光客を呼んだり、選挙をしてみたりと、国民総振り回され時代!!どうか、世界は、平和でありますように――。
という内容です。作者は 原作 まつだこうたさん 作画 もりちか さんです。
登場人物
ミャオ:コルドナ社会主義共和国の最高指導者。世襲制によりわずか9歳で国のトップに立つ事に。先代がかなりのイケイケだったのに対してかなりゆるふわ。平和で豊かなコルドナになって欲しいと願っている。
グェン:ミャオの側近。真面目だけど結構優しい。本人はともかく娘がギャル。
カン:かなり頻繁にミャオの怒りに触れ粛清の対象になる。粛清のされすぎで掃除の行き届いたトイレは伝説となる。2巻で、さらに伝説を増やす。
トーニャ:カンの娘。お父様が頻繁に粛清される事を非常に悲しんでいるが、ミャオと遊び始めたら割と父親はどうでもいい。
アデリーナ:グェンの娘。見た目通りギャル。ミャオに様々な海外の文化を教える。
感想
我らがミャオ将軍万歳!
というわけで、今回紹介するのは『あゝ我らがミャオ将軍』の2巻です!コルドナという社会主義の国を治める9歳の幼女!のお話。
ゆるふわ独裁者です。基本的にミャオ将軍の思いつきで色々な事が進行していきます。ミャオ将軍可愛い。
なんかこう、10分枠くらいでアニメ化してほしいです。でもなんか最近の世間は世知辛いので、こんなゆるふわでも政治的ななにやらで苦情を入れる層がいそうなのが悲しいところですよね。
それにしても、最初に表紙の絵を見た時から思っているのですが、どういうシチュエーションやねん!というのと、なんでちょっと眠そうな顔なのか気になります。
さて。では紹介していきましょう!
カンの粛清成り上がり伝説
ミャオ将軍は、見た目が幼女といえども厳しい。やはり国のトップに立つお方なのだ。気に入らない者、意に添わぬ者には容赦なく粛清を課す。
と、いうわけで、いつものように粛清を言い渡されるカン。
今回の粛清内容は中庭の花壇の手入れ1週間。これに対して不満そうにしながらも手際良く準備して花壇に向かうカン。
前回の粛清の内容が『中庭の花壇の手入れ1か月』だったので、もはやライフワークへと化しつつありました。
そしてそれからさらに1週間後。
またしても新たなる粛清を言い渡されたカン。
少しずつ、カンの中に中庭の花壇を慈しむ気持ちが芽生え、完璧な手入れを施されていく花壇。
それを見て、カンが嫌がる事でないと意味がない!と怒り、花壇の手入れ以外の粛清を命じるミャオ将軍。
そんな・・・。愛する花壇の手入れが出来ないなんて・・・。
少しずつ元気が無くなっていくカンでしたが・・・。
こうして出来上がったカンの手入れした花壇は、コルドナの伝説となるのでした。
ミャオ将軍SNSでバズる
現代において、やはり外の世界へのアンテナを高めておく事は非常に重要である。世界の流れを把握し、コルドナをより良い国にするために、日夜研究を続けるのだ。
というわけで。
グェンの娘のアデリーナ(ギャル)がミャオの所へやってきました。今回教わる海外の文化はこちら!
作中の描写ではコルドナは決して裕福な国ではない感じなのですが、スマホとか所持出来るのね。あと、海外の文化も触れられるようです。
まぁ一応国の偉いさんの娘なので、一般の人がどうなのかはわかりませんが。
とにかく、今回はSNSのお話。アデリーナに勧められて『ディグドッグ』とやらでダンス動画を投稿する事に。
無邪気に踊るミャオ将軍可愛い!尊い!コルドナ万歳!!
コルドナのトップ(9歳の幼女)がギャルと踊る動画。そらバズるやろ。先代は一応超武闘派でしたからね。
で。
『コルドナの一番偉い人と一緒に踊ってみた』動画をネットの海に放流した結果がこちら。
エグいくらいバズった。
記者がコルドナに潜入する
全世界の問題国家コルドナ。
先代であるミャオの父親ジョーが国のトップであった頃は、今よりかなりのクレイジーな国であったらしい。そんなクレイジーな国が9歳の幼女をトップに置き、果たしてどれほど狂った政治を行っているのか。
きっと、危険な思想に蝕まれ腐敗しているに違いない・・・。
それらの事実を暴く為に、あくまで『観光客』としてコルドナに潜入したとある記者。
そんな記者の前に、コルドナの案内をしてくれるガイドがやってくる・・・。
まさかのトップ直々のご案内の始まり。
まずは『コルドナ革命記念館』に案内。
そこでは、ミャオの祖父や父がどんな事をしてコルドナという国を作ったのかが展示、紹介されており、さらにはコルドナ賛否の映像も流されておりました。
そうだ。こうしたプロパガンダ映像で国民を洗脳しているに違いない・・・!
」
ちなみに髪型はすげぇリーゼントです。
さらに記者達を食事に招待するミャオ将軍。そこでは、ズラっと豪華な食事が並びました。
慢性的な食糧不足と言われているはずのコルドナで、こんなに豪華な料理が出るはずがない。きっと、裕福に見せるために外国人観光客向けの料理を作ったに違いない!!
ここで注目すべきは、ミャオ将軍は9歳なのにちゃんとナイフとフォークを上手に使えているところです。お行儀いい。
・・・と思ったんですが、よく考えたら日本が箸の国だから凄いと思うだけで、これが普通の食生活なら使えて当たり前なんですかね?外国の人から見たら逆に『日本の幼女は箸が上手に使えて偉い』って事になるんでしょうか。
そんななごやかな食事の席で、なんとカンがまたしても粛清の対象になってしまいます。
お客を目の前にして、国の幹部をあっさり粛清しようとするミャオ将軍。やはりここはクレイジー国家。狂気に満ちた恐怖政治のその実態を、しっかりカメラに収めなければ!
というわけで、カンに言い渡された今回の罰は『食後のデザート抜き』でした。カン可哀想。
冷酷な、クレイジーサイコ国家コルドナ。その真実に触れた記者の心やいかに・・・!!
バナナ食べたい
というわけで、おやつのバナナを楽しみにしていた我らがミャオ将軍。
しかし、どういうわけかバナナがありません。どうしてバナナが無いのかグェンに尋ねると、どうやら現在コルドナは深刻な外貨不足で海外からバナナを買えないようです。
子供がバナナをねだった。というシチュエーションの返答としてはいささか厳しい流れ。まさかおやつが無い理由が『外貨不足で買えない』だとは。よそはよそ。うちはうち。のアルティメット級。
コルドナの通貨は信用が低く、貿易に使用出来ないので、なにかしらの方法で外貨を集める必要があります。それには色々な方法がありますが、手っ取り早いのがコルドナの何かを海外に売る。という方法。
しかし、これもまたコルドナには輸出出来る資源も製品も無い。という事らしいです。コルドナ大丈夫?俺がアマギフかなんか送ろうか?バナナ代くらい。
そんなコルドナの状況を嘆いた我らがミャオ将軍が考え出した政策がこちら!
手作りクッキーを売る。というもの。
こうして、コルドナの輸出品となった『ミャオ将軍と友人のトーニャが作ったクッキー(写真入り)』でしたが、これが見事に売れました。
これに気を良くしたミャオ将軍はもっと大量に作る事を決意しますが、グェンから提示された要求は
200万トン分のクッキー
でした。そんな・・・。バナナが欲しいだけなのに・・・。
そんな外貨不足を解決するために、コルドナの勇士がついに(強制的に)立ち上がった!!
外貨を稼ぐために『コルドナサンド』で出稼ぎを命じられたカン。しかし、こんな出稼ぎやクッキーで稼げる額では足りません。もっと長期的で安定した収入がなければ・・・。
と諭されたミャオがとった手段とは。さらに、海外で事業を展開しているカンのコルドナサンドの運命はいかに!!
とまぁ2巻の内容はこんな感じです。他には『おなかが痛いのを言えなくて我慢する話』とか『万博に謎アイテムを開発、出展する話』や『非常に民主的な選挙で当選する話』や『みんなでミラクルキラキラ芋を作ろうとする話』などなど。どれもほんわか癒し系で面白いですよ。
で。ちょっと大きくストーリが動く話などもあったりします。
ミャオ将軍にかかってきた、母からの1本の電話。ミャオ将軍の母とはどんな人なのか。電話の内容とは?
という感じで2巻は終わり!
ちょこちょことおまけ漫画があったりもするのでぜひ読んでみてください!そしてみんなでコルドナを応援しよう!ミャオ将軍をよろしくお願いします!
画像:「あゝ我らがミャオ将軍」コミックス2巻より引用
WEB版で読む
1~3話と最新3話分読めます。これを書いている今では丁度2巻の続きの話から読めます。
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