【感想】TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには 4巻 新たなる外国人美女とドルオタ夢丘の恋
あらすじ
最強を求める者が必ず辿り着く存在・川端強。彼は今日もコンビニバイトをしつつ美大を目指す日常を送っていた。中国武術省からの刺客に狙われ続ける彼の前に、一人の美しく巨乳なロシア美少女が現れる。はじめて訪れた恋の予感にドギマギするツヨシだったが、最強の男を大国ロシアが見逃すはずもなく……。恋も戦いも三角関係!国境揺るがすハイテンション格闘ラブコメディ、第四巻! bookwalker作品紹介より
というお話です。作者は丸山恭右さんです。3巻の紹介にも書いてあったんですが、格闘はまだしもラブは少し怪しい。
登場人物
川端強:最強の男。チンさんが連れてきた中国からの刺客を返り討ちに。今回は女性に振り回される。『作中最強』は必勝になるので逆にあまり戦う機会を作ってもらえないのが悲しいところ。
チンさん:ツヨシのバイト仲間。その正体は中国武術省のスパイ。ツヨシをいいように手玉に取る。
夢丘:昔は痩せていて空手が強かったが、ツヨシに敗れ心が折れてからはドルオタの豚に成り下がった。豚に成り下がったが、それでもそこそこに強い。今回彼の人生に転機が訪れる事になる。
ナターシャ:ロシアから来た留学生。格闘技に興味があり、夢丘と仲良くなる。しかし、彼女にはある秘密があり……。
感想
ついに始まる国際バトル!中国vsロシアの戦いが始まる!
はい!というわけで、結構久しぶりに紹介するのは『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』の4巻です!
TSUYOSHIシリーズの感想は、魔都精兵のスレイブに並び当ブログのメインコンテンツと言っても過言ではないアクセス数です。しかしなぜかGoogleさんから嫌われているようで、2巻の感想記事が『性的なコンテンツ』としてページ単位の広告制限をくらう事が多いです。なんでやねん。
ちょっと感想と関係無い話をしますが、この『ページ単位の広告制限』というのがなかなかに面白い物でして、広告主からの意向で広告の出稿制限がかかるけど、お前がそのままでいいと思うなら別に直さなくてもいいよ。違反扱いではないよ。
という制限なのです。が、だいたいほぼ何も表示されなくなります。非情。
でも俺としてもスレイブならいざ知らずTSUYOSHIが性的とか言われるのはおかしいと思うので、何も直さずに『再審査請求』を送り返しまして、その都度毎回『もっかい見たけど大丈夫だったわ。おけまる』という返事が返ってくるのです。それはそれでなんでやねん。
とまぁそんな感じでGoogleからも愛されTSUYOSHI。
では紹介していきましょう。
中国四拳勢編が終わる
ツヨシが登場するとどんな相手でもザコになってしまうので、いまいち強さがわかりにくいのですがこんな立派な名前でした中国からの刺客達。
勇次郎や清十郎ポジションがメガネコンビニバイトとかなかなかの個性ですよね。今さらですけど。
というわけで、3巻ラストでまたしてもアトリエに殴りこんできた棒を持った八極拳使いのジーフェイと、アトリエで対決するツヨシ。
真っ赤な目になってなにやら覚醒した雰囲気のジーフェイ。これはちょっと苦戦するんじゃないの?
と思いましたが。
ジーフェイの繰り出す棒術を全て回避し、さらに謎の暗器攻撃もアトリエの床に落ちていたタオルを使って迎撃。
さらに最後には同じ鉄山靠(てつざんこう)同士のぶつかり合いの末にツヨシがこれを圧倒。
なんか武術の天才みたいな事を言われていたジーフェイの鉄山靠をはじき返し、そのまま木製のアトリエの壁をぶち抜いて外まで吹っ飛ばす人外の破壊力をみせます。
「なぜ…そんなに…強い?どうやってそんな強さを…」
と思わず問いかけるジーフェイでしたが、それに対してのツヨシの答えは
『週3で太極拳教室に行ってるだけ』というものでした。本当にそうだからね。
これに心が折れたジーフェイ。ツヨシに『殺せ』と……。
そして、これを聞いたツヨシがブチ切れます。
「殺せじゃねぇよ。てめぇこの期に及んで死んでチャラになると思ってんのか?あぁ?だいたいお前が死んだら誰がこのアトリエ弁償すんだよ!なぁ!」
という言葉から始まり、2ページにわたって全力の罵倒を繰り広げるツヨシ。
さらに、熱くなって吐いた言葉の上げ足を取られ逆上するツヨシ。
「タマ潰されてぇのかてめぇ」
久しぶりに金玉クラッシャーぶりを発揮。
金玉を玉質に取った恐ろしい脅迫。あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁX!!!
全面的に非を認めてるにもかかわらず、言葉と無関係に金玉折檻が繰り広げられますが、そこにチンさんがやってきたおかげでジーフェイは男の娘にならずに済みました。
ここの、ちょっと善戦するんじゃないかという感じで登場したジーフェイがほとんどいいとこ無しで圧敗するうえに、ボロクソに怒られて金玉潰されかけるまでの勢いがかなり面白いので、ぜひ読んでみてください。格闘シーンはカッコいいです。
決着のついた男達の戦いに乱入するチンさん。
騙されていた怒りをチンさんにぶつけるツヨシでしたが、涙を流し謝るチンさんに上手い事丸め込まれてこれを許します。
こうして。
ジーフェイによって破壊されたアトリエは中国政府によって修繕され、さらになぜか四拳勢の人達は日本に残留。チンさんもこれまで同様コンビニでバイトを続ける事になり、一応は平和な日常が戻ったのでした。
ロシアからの留学生と豚
公園でのお互いの全てを出し切った熱い戦いで仲良くなった夢丘と劉。『日本のポップカルチャーを見せる』という理由で夢丘が劉を誘った行先は……。
というわけで。
見事劉をアイドル沼にハメる事に成功した夢丘。
その後、久しぶりに行った大学で豚になった事を周りに散々いじられ落ち込む夢丘でしたが、空手部の飲み会で偶然出会ったロシア人美女のナターシャに一目ぼれ。
一度はもう辞めると心に決めたはずの空手。
しかし。愛しのナターシャちゃん(格闘技好き)のために、もう1度空手の道に戻る決意をする夢丘。
俺夢丘大好きなんですよね。ツヨシがいつでも無双してしまうので、これくらいダメ要素のあるキャラの方が好き。
というわけで久しぶりに空手部の練習に復帰しますが体格からスタミナまで全然ダメで、まったく練習についていけませんでした。
このままじゃダメだ。痩せよう。
そう決意し、家に帰ってふと自分の部屋を見てみると。
ダメだダメだダメだ!我に返らないでくれよ!ドルオタの豚のままでいてくれよ!
いつから、俺はこんな……。
と、自分がダメになってしまったキッカケに思いを馳せる夢丘。そうして思い浮かんだのは、もちろん。夢丘に敗北のトラウマを植え付けた悪魔のメガネ。
あの時の恐怖を克服するために、改めてツヨシのバイトするコンビニに向かう夢丘。
カウンター越しに会話をしてみるものの、やはり恐ろしい圧にビビってしまいます。
ツヨシの放つ恐ろしい圧に耐えきれず怯えてしまう夢丘。なんとそこに、どうやらこのコンビニでバイトする事にしたナターシャがやってきました。
なるべく動揺を悟られないように振舞う夢丘でしたが、ツヨシが放つ圧についに負けてしまい、コンビニから涙目逃走してしまいます。
とにかく、このままではダメだ。痩せよう。と決意します。何回目やねん。
そして後日。
劉と2人でのお昼ご飯はハンバーガー。仲良いなこの2人。
昔痩せていた頃の写真を劉に見せて、本気で痩せようと決意を表明する夢丘。
しかし……。
劉が食べたバーガーは1個。それ以外は全部豚が食いました。
このままじゃダメだ!!
夢丘は、山ごもりをする事にしました。痩せた時には劉と再戦する事も約束し、いざ準備を終えて山ごもりへ!
扉を開けると、そこに立っていたのはなぜか準備万端のかつてのライバルでした。
言ってないのにどうしてっ……!!
ここからの、山ごもりを巡る熱い(熱くない)心理戦は必見!!
果たして夢丘は山にこもるのか!!
ナターシャの秘密
悪意の無い無自覚な金持ちアピールがウザイ星崎1人だけを山へ送り込み、自分は残る事にした夢丘。
大丈夫。何も山にこもらなくても都会だって精進できるはず。
ダメだーーー!!
というわけで、夢丘の豚はもう手遅れかもしれません。精神がすでに豚になってしまっているのよ彼は。
そんな夢丘はさておき。
ツヨシの働くコンビニでバイトする事になったナターシャ。ナターシャとツヨシが仲良く楽しそうにしているのを見て、ちょっとイラっとするチンさん。
これはもしや、恋の芽生えるフラグでは……!
控室にナターシャを呼び出し、尋問を始めるチンさん。そこで明らかになるナターシャの正体。
ツヨシ可哀想。
それから
ここまででだいたい4巻の半分くらいです。ここからは、ついに正体を現したナターシャと、またしてもツヨシを巡って繰り広げられる刺客達の戦い。
何度も書きましたが、刃牙でいうところの勇次郎ポジションであるツヨシは作中最強なので、それゆえ戦う機会があまり無いかと思います。
なので、その周りで色々な人達が戦うのをメインとして見ていく形が多くなるかなと、
で。さっそくその1戦目として登場するのが。
『システマ』という呼吸法に重点を置いたというロシアの軍事実戦格闘術の使い手であるイワノフと河原でタイマンする事になる劉。
果たしてどちらが勝つのでしょうか。
という感じで4巻は終了です!
5巻へ続く!
画像:「TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには」コミックス4巻より引用
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サイコミです。アプリ版なら4巻の話も一応無料で読めますので、気になったらぜひダウンロードしてみてください。
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