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【感想】ヒナ 値付けされた子役たち 1巻 超売れっ子子役と芸能界の闇

2020年1月7日

当ブログはその性質上、どうしてもネタバレを含みます。そんなの嫌だ!という方は十分に注意して読んでください。

 

あらすじ

「5億、私の財産にしたい」芸能事務所のマネーシャーに就職した烏丸が出会ったのは天才子役と呼ばれる7歳の・ヒナ。一見無邪気の塊のような彼女だがその実は、金にこだわり、大人に異常なヘイトを抱く冷たい心の持ち主。7歳とは思えない、人生2周目の異世界転生者のような大人びた振舞に驚く烏丸だったが、そんな彼女の閉ざした心の救済を決意する。金、スキャンダル、汚い大人事情が渦巻く芸能界が舞台のお仕事ストーリー。
(C) Cygames,Inc・鈴音ことら/小学館 bookwalker作品紹介より

というお話です。著 鈴音ことらさんです。

登場人物

烏丸省吾:フライトフェザープロダクションという子役専門の芸能事務所の新人マネージャー。夢見がちでお花畑的な思考の持ち主。でも熱意は凄い。テレビ大好き。先輩のケガが原因で超売れっ子のマネージャーを任される事になる。

高宮雛:フライトフェザープロダクションに所属する7歳の超売れっ子子役。その愛くるしく賢い表の顔とは裏腹に、非常にクールで大人に対して冷めた一面を持つ。汚れ切った芸能界でしたたかに生きる。『自分1人で一生生きて余るくらいの金額』として5億稼ぐ事を目標としている。

感想

げいのうのおしごと!

フライトフェザーというプロダクションの新人マネージャーが、先輩のケガが原因で超売れっ子子役のヒナちゃんのマネージャーになる。というところから始まるお話です。

バナーに釣られて読んだ系。まぁそれなら異世界おじさんもそうなんですけどね。

 

ヒナちゃんはわずか7歳にして『芸能とは』『売れる子役とは』を極めたチート級の精神性の持ち主。

そんなヒナちゃんのマネージャーとなった烏丸の運命やいかに!?

という感じの作品です。

で、主人公が幼女だし所属するのは子役専門のプロダクションなので登場するキャラは子供が多いんですが、舞台が芸能界というだけあってどの子もかなりのクセ者ぞろい。

初対面で学歴聞かれてからのこの煽り

新人でドン臭い奴にはなんの期待もしてないので、せめて学歴からのコネとかないのか?というような感じで煽ってくるお子様。心折れるわこんなん。

それを聞いた先輩は「マセ過ぎたガキは心証が悪い。仕事が欲しけりゃ『子供』を武器にしろ」と教えます。

そんな夢の無い教育の仕方でいいのか?と先輩に食ってかかる烏丸ですが「ごっこ遊びじゃねぇんだぞ」と一蹴されます。

芸能界厳しい。上に登るか死ぬかの2択しかないそうです。

で、そんな厳しい芸能界の洗礼を浴びてしょんぼりしている烏丸の元に天使ちゃんが登場。

ヒナちゃんマジ天使

天才幼女のヒナちゃん。7歳児に慰められる大人かっこ悪いわけですが、だって業界の事よくわからんのだものしょうがない。

そこから少し気持ちを持ち直しまして初めての現場入り。そこでヒナちゃんの影に隠れていまいち注目されていない主演女優を煽ってめちゃくちゃキレられる烏丸。

最悪の空気になった現場ですが、ヒナちゃんの機転でなんとか持ち直します。

さすがヒナちゃんマジ天使。

で、そんな天使のお顔がこちら。

やや二面性がある

芸能の仕事の鬼であるヒナちゃん。その原動力はどうやら『アンチ大人』というような部分からきているようですが、何があったかは不明。とにかく大人憎い。

ヒナちゃんのほぼ専属マネージャーに決定し、はりきる烏丸に「何もせず立っていてください。あなたはハリボテの人形でいい」とか言い放ちます。

超上から目線

とまぁ、そんな感じで超売れっ子だけど心に大きな闇を抱えてるっぽい子役のヒナちゃんと、脳内お花畑の『大人こども』の烏丸の芸能界物語。

まだ1巻しか発売されていませんので(2019年7月現在)これから話がが広がっていくわけですが、なかなか面白いんじゃないかと思いました。

面白い部分としてはヒナちゃんが超優秀なところ。

ダメな部分としてはヒナちゃんが優秀過ぎるところ。なんというか、あんまり子供っぽさがありません。さすが芸能界の闇。

で。

こんなセリフが出てきます

なにそれ!?もしかしてこれそういう作品なの!?様々な謎を残しつつ今後に続く。という感じ。

画像:「ヒナ 値付けされた子役たち」コミックス1巻より引用

 

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