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【感想】ヒナ 値付けされた子役たち 2巻 ポニテ美少女あすなちゃんと母親の執念

当ブログはその性質上、どうしてもネタバレを含みます。そんなの嫌だ!という方は十分に注意して読んでください。

前回までのヒナは

あらすじ

天才子役・ヒナの担当マネージャーとなった烏丸。金、スキャンダル、汚い大人事情が渦巻く芸能界での生き延び方をヒナから学ぶ中、親のエゴにより今にも潰されそうな売れない子役と出会う。過剰な期待、膨大なレッスン量、我が子を思うがゆえに歪んでしまった母の愛。この問題に直面した烏丸の行動は!? 人を狂わす歪な芸能界で奮闘するお仕事ストーリー第2巻! bookwalker作品紹介より

というお話です。作者は鈴音ことらさんです。

登場人物

烏丸省吾:フライトフェザープロダクションという子役専門の芸能事務所の新人マネージャー超売れっ子のヒナのマネージャーを任される事になり、芸能界について色々学ぶ。

高宮雛:フライトフェザープロダクションに所属する7歳の超売れっ子子役。『商品としての子役』としては世渡り上手に見える反面、本音の部分では非常に大人に対して冷たい。何か理由があるっぽけど不明。

駒鳥あすな:フライトフェザープロダクションの養成所に所属する小学4年生。典型的な『納税者』と言われるポジションであり、いまひとつ伸びない。しかしそれには深い理由があって・・・。

感想

伸び悩む子役と親

はい!というわけで今回紹介するのは『ヒナ 値付けされた子役たち』の2巻です!これと同じ日に同じサイコミで連載している『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』の3巻も発売されていまして、狙ったのかどうかはわかりませんが両方とも表紙がチャイナ服です。たぶん狙った。

TSUYOSHIの方のチンさんはまぁチャイナでもわかるとしても、ヒナの方のあすなはチャイナ服要素が0なので。

とまぁそんな小ネタはさておき、では紹介していきましょう。

養成所で学ぶ

養成所ならたくさんの子供と接する事が出来るし、自身の経験を重ねる勉強の場になる。

というわけで烏丸はフライトフェザープロダクションの養成所へ。所属している子供達の個別のデータも用意して準備万端で勉強に臨みます。

そんな烏丸の様子を見てヒナはそれを誉めますが、それとは別に頭に入れておいてほしい事があると。

子役という職につけるのは、志望者のわずか3%だそうです。

エキストラや単発の仕事も含めるならもう少し幅は広がるけど、養成所全体でも食えるようになるのはせいぜい1人くらい。その大半は、名前も知られずに終わっていく。

そして、その『子役になれる1人』以外の売れない子供達を『納税者』と呼ぶそうです。

養成所に支払われるお金もプロダクションの資金源なので、売れないのにお金だけを払い続ける人。みたいな意味合いですかね。開幕いきなり黒い話。芸能界マジ怖い。

そんな黒い話をしているヒナと烏丸のところへ、1人の女の子がやってきます。

彼女の名前は駒鳥あすな。1巻でもちょっと登場しました。どうやら彼女もこの養成所の所属のようです。個人的には推しなのですが。ポニテフェチなので。でも小4なので。アカンですよね。

あすなは去年研究生になったそうです。レッスン生→研究生という順番で昇格し、研究生になったらオーディションやお仕事をもらえるようになるそうです。

でもいつもオーディションに通らずダメ続きで、彼女は少し悩んでいました。

上手く結果が出ないし、新人のマネージャーが担当になるしで正直不安だったけど、レッスンまで見に来てくれる担当は烏丸が初めてだったので、大喜びなあすな。

無邪気な笑顔を見せる可愛らしい小4。いい。尊いですね。でもダメですよ。

しかし。

烏丸は今はヒナの専属の担当に変わってしまったために、前に会った時と違って今はすでにあすなの担当ではありません。彼女の気持ちは裏切られている事になります。

そして、ヒナと烏丸の会話からその事を知ってしまったあすな。

 

また。また、ヒナが仕事を持っていった。

 

 

いいですね!狂気ですよ!クレイジー小学4年生。

そんなあすなに対してのヒナの評価は

『人の成功に対して今の自分を見る ままならない事に我慢がならない』

『彼女こそ典型的な納税者 このまま芽が出ず終わっていく子』

と。酷評すぎるやろと思うわけですが、そこは上位3%のみが生き残る世界。甘い事言ってんじゃねぇよ。食うか食われるかなんだよ。という事なんですかね。

しかし、良くも悪くも芸能素人の烏丸の視点は違いました。

『嫉妬だけであんな顔するだろか?』

彼女には、嫉妬やら以外の何か別の物があるんじゃないだろうか?と思い始める烏丸。

あすなの想い

養成所を逃げ出し公園に向かうあすなを追いかける烏丸。

そこであすなが自分の気持ちを語ります。

どれだけやっても上に行けない。後から来た子に追い越されてあたしばっかり同じ場所で足ふみ。

6年だよ。あたしあの子(ヒナ)よりずっと長く養成所にいるのに、なんでこんなに差がつくの。

そんなあすなを見て、烏丸は

「君は誰のために頑張ろうとしてるの?」と尋ねます。

養成所のレッスンでやっていたエチュード。自然でうまかった。養成所の誰よりも。演技が大好きなのに、一体何に焦っているのか?よかったら俺に話てみない?

そんな風に優しく持ち掛ける烏丸。そして、それを聞いて少し心を開きかけたあすなでしたが・・・。

そこへやってきたのはあすなの母親でした。

烏丸を見て、新しい担当さんかとグイグイ押してくるあすな母。

「今日は打ち合わせですか!?新しいオーディション情報がありましたら是非とも!」

あすなは期待されている。才能がある。こんなに頑張ってきたんだから。

次こそ行けるもんね!次こそ!次こそは!

俺個人的に、何かに没頭するあまり頭おかしくなっていくような話が結構好きでして、その辺はアクタージュだったりガラスの仮面だったりの他の演技物の漫画にでも感じるところなんですが、いいですねヒナも。

とにかく娘を成功させたい。その一心でクレイジーな母親になってしまっているようです。でもフィクションじゃないんだろなぁと思ったり。実際の養成所もきっとこんな感じなんじゃないかなぁ。知らんけど。

親のエゴ

というわけで、詳しく事情を知らない人間からみても、どうやらあすなを焦らせているのは熱心すぎる母親ではないか?という事がわかりました。

で、事務所でさらに詳しくあすなの事について聞いてみると、やはり原因はあの母親にあるようで。

元々あすなはそんなに突出した売りがあるわけでもなく、何をやらせても平均的な実力で売り込みの難しい子という評価だったようですが、母親の圧もあってオーディション等では体が固くなって実力が出せない。と。

どうやら養成所生活にもかなりのお金がかかっているらしく、養成所のお金、さらにちょっと遠方(愛知→東京)の通いなのでその交通費にもおそらく年間かなりのお金が。

そして養成所以外にも習い事をしているらしく、その額年間150万はくだらないのではないか?という事で。

笛とか鎌が武器の敵の幹部みたいな見た目になってますが、とにかく熱心というかなんというか。

その母親の熱意に反比例して、どんどんあすなは沈んでしまっている。このままではよくない。

悩む烏丸に対して声をかけるヒナ。

「あの子が背負ってるのは親のエゴですよ。現実を見れずにずっと子どもに夢だけ見てる」

どうしてヒナは大人に対してこうも辛辣で冷めた目線なのか?

その辺の謎はまだ不明ではありますが、これから明かされていくのでしょう。

でもまぁとにかく。確かに子供に罪はないので、じゃあなんとかしましょうか。という事で、あすなの為に動くヒナと烏丸。

仕事を取ってくる

ヒナの陰謀?により、ヒナとあすなのマネージャーを兼任する事になった烏丸。

先輩に経過を報告に行くも『家庭内の事に外から口出しは出来ない』と言われてしまう烏丸。

でも・・・。とにかく、マネージャーとして出来る範囲で状況を変えるために、まずは仕事を見つけてくる事にしました。とにかく現状を打破するために前向きにしないといけない。

でも探してもあすなに合う案件が無い。飛び込みで営業しようにも経験も無いのでどうしていいのかわからない。このままでは・・・。なんでできないんだ・・・。

できるでしょ?

1巻の時にもらった、たくさんの名刺がここで生きる時がきました。ヒナたんマジかっこいい。

ヒナ自身の協力もあり、ヒナのバーター(抱き合わせの出演)でなんとか仕事をもらえたあすな。

ここからだよあすなちゃん!ここからがスタートだと思おう!次はもっと大きな仕事を2人でとっていこう!

やはり少女には笑顔が似合いますよねぇ?

というわけで、これから始まっていくあすなの前向き芸能生活。子役としての人生を、ここから心機一転始めていくのです。

そして、ついに始まる撮影。役としては少し喋る程度の小さな役ですが、ようやくもらえたお仕事なので頑張るわけです!

・・・が。ついに始まった本番の時に、事件が起きました。

もうやめたげて!あすなちゃん可哀想!!

それから

とまぁ、この辺くらいまでで2巻の半分くらいです。

どんどん母親に追い込まれていくあすな。それをなんとかしようとする烏丸。そして、それを見守りながら時々手助けするヒナ。

会社にもかけあいますが、あくまでこれはビジネスで、慈善事業ではない。行き過ぎた干渉は出来ないと諭されてしまいます。

 

そして、ついに訪れる崩壊の時。

 

逃げ出してしまったあすな。それを探す烏丸。

一方、あすなの母と対峙するヒナ。

「きぶんてんかん」に、絵本を持って「一緒に遊びましょう?」とあすなの母を誘います。

2人一緒のソファーで並んで絵本を読む。

歪んでしまった親子の関係は、果たして修復出来るのでしょうか?

逃げ出したあすなは。それを追う烏丸は。

そして、事務所で共に絵本を読むヒナと母親は。

どうして親子はすれ違い始めてしまったのか・・・。

と、いうような感じで2巻は終了です!俺この漫画凄い好きなんですよねぇ。アニメ化しないかな。可愛らしい少女が大人の世界の汚い話を延々するアニメとか面白そうじゃない?

ただまぁ昨今のアニメ事情からすると、少女がメインを張る作品だとそこばっかりスポット当てられたりしますけどね。将棋のアレも、かっこいいのはオッサンとか大人なのになぁ。まぁええんやけど。小説は面白いですよ?柱香さんの話とか何回読んでも泣く。

本当に面白いので、気になる方はぜひ読んでみてください。単行本が電子専売なのでお店にはないのがちょっと残念ですが。

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紹介しといてなんですけど、アプリ版の方が断然読みやすいので気になった方はサイコミのアプリで読む事をおすすめします。

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電子専売はヨメレバで表示出来ないのが悲しい。以下楽天とアマゾンです。よければ。

 

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