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【感想】TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには 7巻 中露対決開幕!ウンチョウ男の戦い!!

2024年10月3日

当ブログはその性質上、どうしてもネタバレを含みます。そんなの嫌だ!という方は十分に注意して読んでください。

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あらすじ

最強を求める者が必ず辿り着く存在・川端強。その管理権を巡り、ロシアと中国…二大国家が異種格闘技戦「Tマッチ」を行うこととなった!立川・昭和記念公園に集う両国最強の格闘家たち。困惑する未届人・ツヨシと各国要人の見守る中、中国武術の使い手とロシアンサンボの化身がリングに上がる…!果たしてどちらの武術が強いのか?国家の意地がぶつかり合う新世代最強格闘マンガ・第7巻!

bookwalker作品紹介より

というお話です。作者は丸山恭右さんです。

登場人物

川端強:最強の男。コンビニの悪魔……だったが、最近はコンビニ要素が薄い。自身の気持ちと関係無く国家間の争いに巻き込まれていく。かなり可哀想。

星崎愛之助:ツヨシの管理権を賭けた中国とロシアの戦いにおいての中国陣営の助っ人。カスの大人だらけの中で数少ない良心。

夢丘照:ツヨシの管理権を賭けた中国とロシアの戦いにおいてロシア陣営の助っ人。ナターシャの特訓……もとい調教によって劇的に生まれ変わる。

感想

ついにツヨシを賭けた中国とロシアの戦いが始まる!

はい!というわけで今回紹介するのは『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』の7巻です!

週末に車のドアで自分で自分の指を挟みまして。幸い大怪我にはなりませんでしたが、その日はとてもキーボードなど打てないレベルの激痛と戦っておりました。今はもう痛みは引きまして、人差し指に赤黒い趣味の悪いネイルを塗っている痛い男となっております。

ではいってみましょう!

星崎の父親登場

ツヨシの管理権を賭けた中国とロシアの戦いの見届け人をその本人が頼まれるというあまりに意味不明で不愉快な状況に、半分自暴自棄になりその頼みを引き受けたツヨシ。しかしその帰り道でメンタルが限界に達して泣いてしまう。

そんなツヨシと星崎の前に内閣官房長官である星崎の父、岩室勘助が現れる。

というところで終わりました前巻の最後。

何回読んでもこの辺の流れホント胸糞悪いんですが、ここからしばらくこの流れが続きます。ツヨシ可哀想過ぎるんだよなぁ。

まずは自分の自己紹介などした後に『ツヨシを家に送る』という名目で車に乗せ、どうしてここに来たのかの説明などを受けます。

最初はツヨシに対する謝罪から。

日本の政府としてもツヨシの状況について把握はしていたものの、与党の中でも意見が割れていて対処に時間がかかってしまった。とのこと。

まぁなんか色々小難しい事を言っていますがどこまでいってもそこにツヨシ本人の気持ちはありませんのでカスの言い訳でしかありません。

しかもこのオッサンも結局はツヨシに見届け人になって欲しいというお願いをしに来ただけなので、どいつもこいつも自分の事しか考えていない。

なんやかんやのやりとりがありまして、いよいよ試合当日となりました。

ツヨシの家までお迎えが来まして、会場へと出発です。

ツヨシの運命を決める重要な戦いの会場は、立川にある『昭和記念公園』でした。ツヨシは立川在住なので同市内ですね。迎えの意味よ。

どうやら、この公園の地下には政府専用の様々な施設があるようです。

俺は関西人なのでこの場所には行った事がありませんので、それは本当っぽいのかどうかいまいちよくわかりません。俺の感覚でいえば『琵琶湖の水中には超巨大潜水艦が眠っています』とか言われてるような感じなんでしょうか。

……と思ってちょっと調べてみたんですけど、これ結構言われてる都市伝説なんですかね?明らかにかなり昔の『昭和公園の地下には第2の国会議事堂があるって本当ですか?』みたいなのが見つかったので。

まぁそれはさておき。

この世界ではこの公園の地下には謎の施設が存在するようで、受付っぽいおばあさんに謎のカードを見せる事で謎の地下へと案内されます。謎が多い。

そして辿り着いたのがこちら。

とんでもない施設があった

東京ドームの地下闘技場は割と簡素な出来だった事を思えばかなり豪華な施設ではないでしょうか。どうやらサッカーの試合が行われる事もあるようで。

中央にあるのは土俵を模した戦いのフィールド。その広さは土俵の2倍あるようです。実際の土俵を見た事が無いのでどれくらいの広さかはわかりません。周りを囲むのは金網です。金網デスマッチです。

さて。ここに辿り着いたツヨシが次に招かれたのはVIPルーム。まぁ当たり前ですよね。この会場の中でメインと言っても過言ではないですから。

そこに行って出会ったのは以前にも出会った星崎の父とあともう1人。謎の男でした。

この謎の男の名前は『鍵宮凪(かぎみやなぎ)』というそうです。

彼は、現在『日本政府が認めた国内最強の格闘家』という事らしいです。なるほど。

彼から見たツヨシは『ルールありの戦いなら僕は勝てると思いますが、もしなんでもありの例えば暗殺とかまでありのの戦いなら勝てないですね』とのこと。

ツヨシが暗殺とかちょっと想像つかないですが、まぁ正規の勝負ならツヨシにも負けない自信があるという感じでしょうか。

そこから、ツヨシのこだわりオシャレポイントである丸メガネを褒めたりして、なかなか好印象な青年。ヌルっと人の心に侵入してくるタイプの男ですね。

さて。

そんな感じでチーム日本が親睦を深めているところで、いよいよ試合が始まろうとしていました。

この試合は題して『Tマッチ中国vsロシアin立川』という事で、この対戦は関係国のごく一部の関係者だけが観覧またはネット配信で見る事が出来るようです。

当然内容に関しては極秘。ブラックブッククラブ的な何か。

なんかそもそもインターネットとかあんまり自由に見られそうにない国同士の戦いのような気がしないでもないですが、その辺は俺はアホなのでよくわかりません(予防線)

さて。

そして選手達が入場してきました。

まずは中国側4人。そしてロシア側が4人。その次に各国に日本の選手がいますのでそちらも入場です。

最初に中国側の星崎が。次にロシア側の夢丘が……。

誰だお前

こんなの俺が知ってる夢丘じゃない!!俺が知ってる、俺が好きだった夢丘はどうしようもないドルオタの豚だったはずなのに!!!

ナターシャの特訓という名の調教を受け続けまして、どうやらドルオタの豚は品種改良されてシュっとしたイケメンになってしまったようです。

どことなくひなまつりの新田感がありますね。未来から来た野良のエスパー育ててそう。

この夢丘の変貌に流石に動揺する中国陣営。

以前に比べて引き締まった筋肉。その体に刻まれた無数の傷。この一か月の間夢丘が行ってきた特訓の過酷さがうかがえます。

実際は、怪しいスーツを着せられて女王様に殴られまくってなんか発射したりしてたわけですが。

ここでこの戦いのルール説明があります。

  • 5対5の総当たり戦。所属選手が全敗した方で負け
  • つまり1度戦って勝った選手も相手チームの勝った選手ともう1度戦う可能性がある
  • 勝敗は相手が戦闘不能になるか降参するまで
  • 肉体以外の武器等を使った場合失格
  • それが試合後に発覚した場合でも発覚したチームの負け

というのが主なルールです。これがもし喧嘩商売なら『凶器の使用が試合後に発覚した場合でも発覚した側の負け』というルールを利用しての駆け引きとかしそうですよね。相手の所持品に小さな針を仕込んでのジャッジキルとか狙いそう。

そして、この戦いの見届け人として日本代表のツヨシと鍵宮の名前が発表されました。

各国の権力者であろう人達が、噂の人物『T』にざわついています。

対戦相手の決定方法は、箱の中に入ったボールを引いてそこに書かれた名前の選手が戦うという形。

まず最初の対戦は、ウンチョウvs夢丘となりました。

俺の知ってる旧夢丘

いかにも最終秘密兵器みたいな雰囲気で登場したのに、さっそく初戦とかこれ大丈夫なのか。噛ませの匂いがしますね。

ウンチョウvs夢丘

というわけで始まりました第一試合。ウンチョウvs夢丘です。

ウンチョウは星崎の硬気功の師という事もあり、仮想星崎として最適な相手といえるでしょう。

ナターシャ様の声援を受けご機嫌な夢丘。そんな夢丘の成長を感じ、ウンチョウを心配する星崎。

しかし。チンさんの評価は違いました。

夢丘は絶対にウンチョウには勝てない。との事。

どうやら、夢丘は壊れているようです。それ故に勝てないと。

そんな予想で始まった戦い。その初手。まず攻撃したのは夢丘でした。

夢丘の最初の攻撃。それは、星崎が求め続けていた『究極の正拳突き』でした。

この一撃がウンチョウの胸に直撃し、大ダメージを受けるウンチョウ。

さらにそこから夢丘の怒涛の蹴りのラッシュが入ります。

これはもしや夢丘が押し切って勝つのか!?

まだまだ夢丘のラッシュが続きます。これに合わせてカウンターを狙っていくウンチョウですがまともに当たらず。

ウンチョウが劣勢……に見えますが、これに対してチンさんの予想は違いました。

どうやら、最初の攻撃はともかくそれ以降に関してはあくまで予想通りの攻撃。ツヨシのように硬気功を破る事は出来ない。と。

そして、それから徐々に当たり始めるウンチョウの攻撃。

硬気功により防御力の向上で体で受け止めながら相手の攻撃のタイミングを覚えていく。

最初はズレがあるかもしれないが、それが段々と修正されいつかカウンターを生む。

攻撃に使用された硬気功のその威力がカウンターで入ったその打撃は、何よりも重い……!!

ついにウンチョウのカウンターが夢丘を捕らえ、肋骨を粉砕します。

これは決まったか……?と思われましたが。

何かしらの怪異に憑依された元ドルオタの豚

それから

ここまでで7巻の半分くらいです。ここからは、さらに続いていく夢丘vsウンチョウ戦。

ウンチョウのカウンターもどんどん当たり始め、ダメージを負っているはずなのになぜか強さが加速していく夢丘。

痛みを耐えるのではなく受け入れる。ロシア式の調教……もとい特訓の成果。

ウンチョウの攻撃の数々を『ご褒美』と言い切るこのドMの変態。

夢丘の攻撃を受けてついに意識が飛びかけるウンチョウでしたが、そこにウンチョウの恋人であるさやかがやってきて声をかけます。

さやかの子供が抱えている問題。それを知って逃げた元旦那。

さやかとその子供に見せたい。俺がお前達を守れる強い男だって!!!!

ウンチョウの中にある熱い想いが彼に力を与えます。

体を脱力させ、硬気功を止め一方的に攻撃を受け続けるウンチョウ。夢丘の体に向かって倒れ込んでいきます。これは流石にもうダメなのでは……。

しかし。

夢丘の方に倒れ込み、至近距離まで近づいたそこから繰り出すウンチョウの必殺技。

ワンインチパンチ。寸勁とも呼ばれるこの技を、ウンチョウはこう名付けていた。

無命。

放たれたそのパンチで倒れる夢丘。両者同時ダウンとなったこの試合の行方は!?

ここかなり熱い展開なので俺好きなんですよね。夢丘関係は結構好き。

そして第二試合が始まります。

第二試合はリュウvsアル・ミゲロです。

ウンチョウとさやかの初めての愛を見守ろうとして野暮だからと見なかった空気の読める紳士ミゲロはどんな戦い方をするのでしょうか?

8巻へ続く。

画像:「TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには」コミックス7巻より引用

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