【感想】アンデッドアンラック 20巻 青春の学園編と、ついにあの3人の運命を変える
あらすじ
学校生活を満喫しつつ、組織(ユニオン)メンバーは力の否定能力発現に伴う悲劇を回避する。平穏な日常は守られたかに思われたが、卒業式の日、学校にUMAが乱入!! 風子達の戦いを目にした力が選ぶのは日常か、それとも――!?
bookwalker作品紹介より
というお話です。作者は戸塚慶文さんです。
登場人物
風子:『不運』の否定者。今回念願のJK(だいたい200歳くらい)になる。この顔が可愛くて個人的にお気に入り。
重野力:『不動』の否定者。前回のループでのあだ名は『すけべタマネギ』だった。今回はまだあだ名を付けた人物に出会っていない。
感想
中華バトルトーナメントの次は学園編!そして学園の後はついにあの男が登場する!!
はい!というわけで、今回紹介するのは『アンデッドアンラック』の20巻です!
ガラスの仮面バブルが微妙に崩壊し始めておりまして、急増したアクセス数が本来の数にやんわりと戻っていっております。寂しい。頑張ります。
学園天国
さて。ここから20巻の感想を書いていくわけですが、その前に前巻までのおさらい。
現在のユニオンの関係者一覧。
- 『不運』風子
- 『不死』アンディ
- ニコ
- 『不眠』イチコ
- 『不変』ジーナ
- 『不可避』ボイド
- 『不抜』友才
- 『不壊』一心
- 『不可視』ショーン
- 『不滅』クリード
- 『不公平』ビリー
- 『不通』テラー
- 『不感』フィル
- 『不真実』シェン
- 『不老』ファン
以上です。かなり増えてきましたね。
今回から円卓の席次を書かなくなりました。なぜなら、もうこの辺りから正確にはわからないからです。クエストの過程は描かれないのですが後でわかる事ですが確実にこの間にも席が増えているからです。
さて。
今回の学園編は『不動』であるチカラ君を助ける事が目的です。ユニオン史上最大の任務として、これまでユニオンに関わってきた人達をほぼ総動員しての任務。
この作戦のメンバーからハブられたイカツイメンバー組+テラー可哀想。
実は、今回の『学園編』は前回のループと明らかに違う点があります。それは、年代が早い。という事。
前回のループでチカラがブラックマーケットに売られていたのが2020年。今回のチカラの登場が2000年。20年ほど早く生まれています。
シェンと出会ったのも前回は同じ2020年ですから、シェンもおそらくかなり早いですね。
そして、今回のループで明らかになった新事実。
どうやら、チカラの家は料亭だったらしいです。
とはいえ、今回のループでは。という話なので、前回でもそうだったかどうかはわかりません。もう確認しようもない……かどうかはわかりませんが。リメンバーで記憶を取り戻した時に聞こうと思えば聞けそうな気もします。
でもまぁ『前回のループでも実家は料亭だったの?』とか、聞いてどうなるもんでもないしノンデリの極みみたいな質問ですけどね。
家が料亭で、その息子であるチカラも料理が上手。このまま料亭を継ぐのか?と思うわけですが、実はチカラには夢がありました。
どうやらチカラはカメラマンになりたいようです。
『何かに頑張って動いている人の一瞬を切り取れるのが自分も勇気が出る』のだそうで。これに深くうなずくジーナ。捕獲系の能力同士なにか通じ合うものがあるのでしょうか。
友達の涼くんと先生との粋な計らいによって、卒業アルバムのカメラ係になったチカラ。ここから卒業までの間、チカラの能力発動時のサポートと、学園生活が始まるのです。
まず直近の大きなイベントは体育祭。
ダッシュガチ勢
19巻の後半からこの学園編は始まっているのですが、19巻で反復横跳びでクラスメイトをドン引きさせたコンビがガチリレーで対決。
風子の不運付与が決め手で風子が勝ちました。否定能力バトル。
その後も、様々な学校行事の撮影を行うチカラ。クラスでの思い出が増えていきます。
その魂に刻み込まれた恐怖
科学の信徒ですから、オカルトは苦手でしょうけどそういうレベルではないくらいにコイツ(霊)には嫌な思い出がありますからね。逃げて飛びつく相手がいるだけ幸せだと言えます。これを見ている風子の気持ちやいかに。
そして9月。
暦のうえでは秋ですが、もうこの世界に秋は存在しません。果たして季節はいつなのか。夏が長いんですかね?地獄。もしや我々の生きる世界でも、2024年時点でオータムが討伐されている可能性を感じる。
ここで、チカラはついに両親に自分の中にある夢を語ります。お店を継がないといけないとは思うんだけど、カメラマンになりたい。
すると、ここで能力が発動します。
ちなみに、前回のループ時の能力発動は中学の時です。今回は高校の卒業間近なのでだいぶ時期もズレた形。
この能力発動により、両親の動きが固定されます。そしてそこに突っ込んでくる居眠りトラック。
これを助けるユニオンメンバー。
体を張って暴走トラックの衝突を阻止しました。
これなかなか上手い事したもんで、チカラは『自身の四肢を固定している間その視界にある全ての動きを否定する』という能力なので、両親をはねようとしているトラックがその視界に入るまで動かなければ結果的に両親は死なないのですが、助けようととっさに動く事でトラックの不動も発動しない。というね。
あと、みなさんは『単純接触効果』という言葉をご存じでしょうか?最初は興味が無かったものも、何度も繰り返し会ったり触れたりを繰り返す事で好感を抱くようになる。という心理的な効果です。
前回宇宙への密航もそう。今回のチカラ救出もそう。こうして『手を触れる』という事を繰り返す事で、好感を抱くようになっていくのです。ショーンとジーナが。積み上げられていく既成事実。
さて。
なんとか命を助ける事が出来ましたが、これでチカラには『不動』の能力が目覚める事となりました。
『その四肢を固定している限り視界に入る全ての動きを否定する』とは、なかなか日常に影響を及ぼしそうな能力。
それにしても『視界に入る全て』とはあまりに強すぎるし範囲の広い能力ですよね。自分の前方の動きは全て止まるが後方の動きはそのままになる。という事です。前と後ろで世界の動きがズレるんです。あまりに怖い。
自身を中心として回る物体がある時、前方と後方はどんな動きをするんでしょうか?見えない範囲の物体は動いて前に回ってくるのに、目の前の見える範囲は動かない。その境目で何か莫大なエネルギーが生まれそうな気がする。
この能力は不変と違い『見えない』場合は止まりません。つまり、不変のように空気の固定は出来ない。少なくとも本人がそう思い込んでいる間は出来ません。
前回のループにてこれをコピーしたビリーは『音で見る』という方法で目が見えなくとも発動させていましたので、能力に進化の余地はありそうですね。
発動のコントロールもかなり難しそうです。手足を完全に停止させていられる時間てそう長くなさそう。
さて。
これで普通の学園生活ともおさらばか。と思ったチカラですが、風子はそれを否定。
チカラの卒業まで、ユニオンが全力でその生活をサポートする事を約束しました。
卒業と進路
というわけで、能力には目覚めたものの学校生活は継続。カメラマンという夢に向けて写真を撮る日々です。
いかにも青春の1ページというような写真を撮ってみたりもしますが、チカラが止まると不動が発動してしまうので動き続けなければいけません。
カメラで写真を撮るなら対象物が動かないのは好都合じゃないのか?とショーンに言われますがジーナがこれを否定。不動で止めるのではなく、カメラで止めたいの。と。これにチカラも賛同。似たような能力同士思うところがあるのでしょうか。
しかしそうは言っても能力のせいで写真がブレる。これではまともな写真など……と思いましたが、ユニオン特製手振れ補正カメラによってこの難点を解消。
開発に半年かかったようですが、ユニオンの技術力をもってして半年とはどんなカメラだよ。
ちなみに、時は2000年。手振れ補正カメラなどない……という事もありませんでした。それの値段などは詳しくないのでわかりませんが、技術としてはすでに存在していた模様。
携帯もありました。しかしガラケーの、それもかなり古いやつ。折りたたみとかではなくエアコンのリモコンみたいな形のやつでした。懐かしい。
ジーナがラブレターをもらったりするイベントもあったりしましたが、いよいよ明日は卒業式。楽しかった日々ともお別れです。
青春ぽいな
卒業式の前日の夜。
チカラ親子の間で『風子に何かお返しした方がいいのかな』という会話になりますが、どうやら事前にチカラの両親が風子にたずねたところ、風子はこの話を断りました。
『もし何かをと思うならただただ幸せに生きてください』と言われたそうで。流石約200年生きている大人は違う。素敵な対応ですね。まぁ現状、そういう不定形の幸せ以外の物はたいがい手に入る環境ですからねユニオン。兆単位でお金もあるし。
じゃあせめて、風子に最高の卒業式の思い出をあげるんだ!と決意するチカラ。良い人しかいない世界。
そして、ついに卒業式。
なぜか式場にいないユニオンズ。そして、なぜか誰も風子達の事を覚えていない。
事前に『ユニオンはみんなの記憶を少しいじってこの学園に潜入している』という話を聞いていたチカラ。普通なら絶対に信じない意味不明な話ですが、自身もすでに能力に目覚めた後なら信じるしかない。
卒業式の後に元の記憶に戻す。その予定だったはずなのに、卒業式当日にみんなの記憶が戻った。という事は、これはきっと何かあったんだ!と思い式場を飛び出すチカラ。
一方その頃風子達チームユニオンは。
UMA『カラー』を追っていました。しかもその場所はチカラの通う学校内。廊下は走ってはいけません。
ちなみにカラーはこれで2度目の登場です。前回のループの時に終盤ルインのところ近辺で登場しました。
そして、ここでのやりとりの中でこの場所が埼玉であるという事も判明。だからどうという事もないんですが。
動きが早く上手くカラーを捕らえられない。チカラの能力を使えば拘束できる!と風子に進言するニコでしたが風子はこれを拒否。
前回のループの時は、もう1つの道を選ぶには遅すぎた。でも今回は、まだもう1つの道を選ぶ猶予がある。
『不動』の能力に悩みながらもカメラの道に進むと決めたチカラのその決断を、風子達が否定してどうするのか!
という、かなり熱い友情。風子の凄いところは、これを本人がいないところで言えるというところです。この時は偶然チカラが聞いている形となりましたが、風子は聞いているとは思っていません。
この、風子の熱い想いを受けて決断するチカラ。
卒業式に戻るように探しにきた友達の涼君の誘いか、それとも今目の前にいるユニオンか。
『風子はきっぱり置いていくみたいだが、でも俺はお前に決めてもらいたい』とチカラに尋ねるショーン。今後このコンビもかなり活躍します。
以前まで常識か。それとも組織か。決断を迫られるチカラ。
そして。
カラーを追いかける風子達の前に現れたのは。
ショーンの『不可視』で周りから見えなくした状態でのチカラの『不動』のコンビ。なかなか凶悪なコンボですね。
ショーンの能力で見えなくなるという事は、ブラザー認定されているという事ですのでショーンも友情を大事にする男です。いいやつなのよ。
俺はチカラの『普段臆病だけど決める時はちゃんと腹をくくれる』というところが大好きです。前回のループでの『僕がちゃんとすればその子助けられますか?』のシーンが大好き。アニメで見た時鳥肌立った。マジでチカラかっこいい。
こうして。
組織に入る事を選んだチカラのおかげでカラーを撃破出来ました。
……んですが、これ撃破していいの?たぶん実際は捕獲だと思うんですが、どう見ても倒してるように見えるんですよね。でも倒してたらこれ以降この世界は白黒なわけで。というか、黒も広義では色だと思うので白になるんですかね。
まぁそれはともかく。とにかく世界に色はあると思うのでそれでヨシ!
最高?の1枚も撮れ無事卒業となりました。その後の進路はユニオンに就職です。労働内容は過酷そのものですが、その分収入はいいでしょう。必要であれば無限に予算が降りる会社。
またしてもタイムワープ
さて。学園編にてチカラを組織に加えまして、次なる世代と出会うためにまたしてもタイムワープです。
今回は、チカラの両親やニコラボのバウも同行。一心は残留となりました。他のメンバーは一緒にワープ。
これにより、物語の舞台は2015年になりました。
ここから物語は進んでいくわけですが、ちょっと気になる事がありまして。
ここで語られる事はありませんが1972年に小学生であった安野ですがあれから43年経過しました。今回風子と出会ったのは何年生くらいですかね?仮に10歳くらいだとした場合、今は50代という事になります。
安野少年と別れた時に『アン』なんとかという漫画を描くから必ず読んでほしいと言われまして、たぶん安野はその夢を叶えたと思うので大ヒット漫画になっていると思うんですよね。
前回の『君伝』クラスの漫画になっていると思うわけで。ぜひいつか読んでみたいですね。
さて。この時代にワープしてきて最初に出会うのは、ついに登場という感じのあの3人です!
そう!リップ、ラトラ、ライラの3人です!
今回のループでのラトラと風子の最初の出会いは16年前。1999年の2月2日。
ボイドとのボクシング対決が1999年の1月31日なので、あの2日後にはラトラに会いに行ったわけですから凄いフットワークですよね。
最初の出会いで風子は無理矢理ラトラに『私の友達どこにいると思う?』と占いをしてもらいました。おそらく、この結果を元に友才達1999年組をスカウトしたわけですね。
さて。ここで、風子はラトラに自分は一体何者なのか。この世界はどういうものなのかを説明。前回ジュイスがその辺をずっと秘密にしていたのとは大違いです。
こうして風子が色々話すのは、たぶん『もう次のループは出来ないから』というのもあると思うんですけどね。どうあれもうアークを使って次の世界には行けないので。
ここで、前回の自分達の生き様。そして最後がどうであったかを聞くラトラ。なかなか複雑な気持ちになりそうな話題ではありますね。
その話を聞いて『やっぱりいい男なんだなって。リップはさ』と語るラトラ。
妹と同じ見た目の私に手ぇ出さなかったって事!?それって私に魅力が無いってこと!?腹立ってきた!と怒るラトラに対して
『リップが妹さんに全力だったってのもあるけど、なによりラトラさんは優しいから』と語る風子。
これを聞いて『あぁ……。そういう事ね』と納得するラトラ。
俺、このシーンがアンデラの好きなシーンの中でもかなり上位に入ります。
現在のところ、我々の持つ価値観の中では男女は1対である事が良しとされている場合が多いです。もちろん例外もありますが。
男1人に女1人という基本的なルールがある以上、その恋のほとんどは叶わない事が多いのではないでしょうか。人は多いので。
そんな中で、恋のライバルが病気持ちであるというハンデを持っている双子の妹であるとなれば、姉として譲ってしまう事もあるのではないか。胸の内に秘めたその想いは、伝えたくても伝えられないのではないか。
でも、良い人だから。悪人ではなく善人だから。優しい人だから、そんな恋を応援してしまう。切ないですね。
そしてなにより、難しい病気と戦うまだ生きている妹を救いたい。そのためにならなんだってする。
前回のループでその死の淵でリップが言った『お前がオレをどう止めようとオレはライラを治そうとするんだよ!あの日のオレ達は絶対に止められない!!』そう言い放ったリップ。
それから世界はやり直し、またその場面へと辿り着いた。
今度こそは失敗しない。必ず助けてみせる。病気のライラはもちろんの事、それを助けようとする優しい2人の事も。
こうしてリップ編が始まります。
それから
ここまでで20巻の半分くらいです。
普段なら、ここからは省略モードとなるんですがこの巻は非常に好きなのと物語として重要な話も出てきますので少しちゃんと感想を書いていきたい。
どうやら前回のループよりも凄い腕になっているらしいリップがついに登場します。
前回のループの時はすでにライラとは死別した後でしたから、どこか影のある暗い男という感じがありましたが今回のリップはもう単純に有能なイケメンです。
彼の勤務する『イズー病院』というのは何か元ネタがあるのかと思って調べてみましたがわかりませんでした!(カスブログ感)
子供にも大人気のリップ先生。この病院に入院しているラトラの妹であるライラに、劇的なサプライズプロポーズをします。
しかし。
これを聞いた直後ライラの病状は悪化。突然吐血します。しかもライラだけではなく、どうやらこの病院にいる患者のほとんどが急激に病状が悪化。
緊急搬送されるライラの前に、風子が登場。
どうやらこの状況の原因は『UMA シック(病気)』の能力のようで、クエスト対象にして『絶対理(マスタールール)』の十位のUMA。という事らしいです。よく知らない言葉が出てきました。
まだ自体の飲み込めないリップの前に、アーティファクト『ブレードランナー』を持ってやってきた風子&ラトラ。いよいよ3人の運命の歯車が回り始めました。
そして。
この次の話のタイトルと表紙の話をしたい。
この次の回のタイトルは『RIP』でこういう表紙です。
そして前回のループでのリップ回の表紙がこちら。
前回のループでのタイトルは『R.I.P(レストインピース)』は『rest in peace』の略であり『安らかに眠れ』というような意味を持ちます。
そして今回のループは『RIP』と。その名前のタイトルです。
前回は、光に背を向け影の方に向かって歩き、それを少年リップが止めようとしている。今回は、光の方に向かって歩き少年の頭に手を置き堂々と前を見ている。
この対比。こういう前回のループに対するアンサーが俺は大好きです。今回の彼に幸せが訪れる事を祈るばかりです。
さて。
急遽UMAシックに襲われ、ドンドン病状が悪化していく患者達。そしてそれを治していくリップ。やはり彼は天才のようです。
とりあえずの治療にてなんとか患者達を助けたものの、それも全てその場しのぎ。また同じ事が起きた場合全員を助けられる保証はない。
悩むリップの前にまたしても現れる風子。
ほぼ初対面でなんかよくわからん事を言い出す女性というわけで、果たして信用していいのかどうかかなり怪しい。しかも状況はかなり逼迫しているわけで。
しかしラトラも一緒にいますから、どうやら信用出来そうです。
ここで『不治』の能力について説明する風子。今回の敵である『シック』はかなりの強敵で、リップの能力である『不治』でダメージを与えないと倒せない。
でも、不治になったとしても今のフィジカルでは敵に攻撃を与えられない。だからアーティファクト『ブレードランナー』の力を借りる必要があって、そのためには自分の足を切断して移植する必要がある。
と。なんとまぁとんでもない話でしょうか。しかしこれをリップは承諾。一目見ていい奴だとわかったらしいです。いい人過ぎか。リップが。
ラトラの占いではどうやら明日、再びシックがこの病院にやってくるという事で最後に3人で外出するリップ達。
子供の頃を思い出して海で遊ぶ3人。
いよいよ、強敵シックがやってきます。
そして、表紙でアポカリプスから大事な説明があります。
絶対理(マスタールール)とは。
どうやら、ラグナロクに敗北した後に選ばれる『消える事のないルール』らしいです。今回は銀河が選ばれ、最初から星があった。
マスタールールに選ばれたUMAが絶対的な力を持ち、特に最初期に追加された十体のUMAは最強だ。
との事らしいです。
あくまで読者目線では。ですが急に降って湧いた設定なわけですが、正直どうにもよくわかりません。この説明が本当なら、今回のループが開始された時点ですでに100個の『絶対に消えないルール』とやらが存在したわけです。
もしかすると、学園編でどう見ても倒したように見えた『カラー』もこの中の1個なのかもしれません。
しかし。この『消える事のないルール』というのは微妙にウソです。なぜなら、ここでいう『最初期に追加された10のUMA』の中に、前回のループでユニオンに負けて消えたルールがあるからです。
と、思ったんですが『倒されたからルールが消えた』んではなくて『討伐報酬で世界のルールが変わった』が正しかったです。勘違いしてました。
その辺の話はまぁこれからとして。
そんなルールがある中でのその『最初期に追加された10のUMA』の中の10位であるシックとの戦いがついに始まります。奴は10席の中で最弱。
21巻へ続く。
画像:「アンデッドアンラック」コミックス20巻より引用
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