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【感想】アンデッドアンラック 1巻 不死の男と不運を招く女の子のハイテンポ能力バトル漫画!毎回アレが出る

2020年4月19日

当ブログはその性質上、どうしてもネタバレを含みます。そんなの嫌だ!という方は十分に注意して読んでください。

あらすじ

死を覚悟した風子の前に現れたのは、不死の体を持つ謎の男。触れた者に不運を呼ぶ風子の力によって死ぬため、風子と行動を共にすることを決めたアンデッドのアンディだが、二人にある組織からの追手が迫って―!? bookwalker作品紹介より

というお話です。作者は戸塚慶文さんです。

登場人物

アンディ:本名は不明。アンディという名前は風子がつけた。『不死』の能力の否定者であり、死なない。死ぬ方法を探すために風子に近づいた。

出雲風子:『不運』の能力の否定者。その体に触れた者に好感度や時間に応じた規模の不運が訪れる。自分の体質を呪って自殺しようとしていたところ、アンディと出会う。

感想

ハイテンポ能力バトル!死ねない不死と殺す不運が出会う。

はい!というわけで、今回紹介するのは『アンデッドアンラック』の1巻です!

個人的に今ジャンプの中でもかなり期待度の高い漫画です。ちょっと絵柄が古い風に見えるかもしれませんがそこがオッサン的にはツボなのです。

『否定者』という『〇〇を否定する』能力者達がなんやかんやする漫画です。なんで曖昧かというと、今のところそんなに具体的にはわからないからです。

漫画自体とは関係ありませんが、だいたい1か月ぶりの更新となりました。原因は体調不良です。

コロナでは無かったですが、県の相談者センターにも2回電話したし防護服スタイルのお医者さんにも診てもらったし、約半月の自宅療養もしました。

このブログは漫画を楽しく読むためのブログなのでこの話はここで終わり。面白い漫画を読んで、楽しい自粛ライフを送りましょう。

それでは紹介していきましょう。

『不運』の能力者

まずさっそく、この漫画のヒロイン風子ちゃんが推しの漫画の最終回を見終わった後、電車に轢かれて死のうとするところからお話は始まります。

これ字が小さくて読みにくいんですが、手に持った漫画は『君に伝われ』というタイトルで、なんと101巻。作者は『安野雲(アンノウン)』さんです。

内容はどうやら恋愛漫画っぽいんですが、101巻も何を描く事があるねん。凄い気になる。最終回の最後のページらしき部分は学生がほっぺにキスして終わりっぽいんですが、そんな長々とどんな純愛やねん。

もしかすると初代主人公の孫かひ孫くらいなのかもしれません。先祖代々続く恋愛の因縁模様が描かれた超大作なのかもしれません。

バトル展開とかもあったかも。とか、色々考えると本当に気になってしょうがないのですが、あまり脱線してもあれですよね。特に気になるのは作者名だったりするんですけどね。

さて。

推し漫画の最終回も見届けた事だし、ではさっそく気持ちよく死ぬか!ってなもんで決意した風子ちゃんの前に、なにやら不審人物が登場します。

風子ちゃんが威嚇用に持っていた刃物に自ら刺さりにきたド変態。

風子ちゃんの『私の体に触ると不治の病になって死ぬ』という言葉が本当かどうか確かめにきたらしい謎の人物。

風子ちゃんのその言葉自体は嘘でした。が、風子ちゃんに触れた直後に足元が崩れ、謎の人物は電車にはねられミンチになってしまいます。

また人を巻き込んじゃった。

なにやら事情があるようです。そんな風子ちゃんの目の前に、さっき電車にはねられてバラバラになった人物の頭が飛んできて、なんと喋り始めました。

それどころか、原型の無かった体がどんどん再生をはじめ、元の人間に戻ります。

なんだかよくわからない事を言い出す全裸の不死身人間。あっと言う前に風子ちゃんは拉致されてしまいます。

その後、謎人物の拷問(ビルの淵に立ってジャイアントスイングの刑)により、自分の秘密を話始める風子ちゃん。

俺高所恐怖症なんでこれ何回読んでもマジで怖い。

自分で死ぬのとは全然レベルの違う怖さだと思う。こんな事されたらどんな秘密でも吐く自信あるわ。

さて。

ここから語られる風子ちゃんに秘められた秘密。

それは今から10年前。まだ風子ちゃんが8歳だった頃。

両親の海外出張の見送りに来た風子ちゃんは、これから1週間会えない予定だった両親にたくさん抱きしめてもらいました。

それから数十分後。

原因不明のエンジントラブルにより、飛行機は爆発炎上。両親含め270人が死ぬ大事故が発生します。

その後の風子ちゃん自身の分析により、被害に大小の差はあれど『風子ちゃんの肌に直接触れると不運がやってくる』という事が判明します。

それを聞いて、風子ちゃんを拉致し能力の検証を開始する謎の男。

そんな実験の最中に、風子ちゃんの帽子が脱げてしまい髪がもの凄く長い事が判明します。

彼女に触れた人間は不運に見舞われ死んでしまう可能性が高いので、これまで誰も彼女の髪を切る事ができなかった(たぶんさせなかった)のです。

それを聞いて、風子ちゃんの髪を切ってあげる男。

確実にチョロインの好感度が上昇していくわけですが、そんな2人の前に新しい黒スーツ姿の謎の男が。

これ1話目なので、字だけで表現しようとすると『謎の男』がいっぱい登場しますね。非常にややこしいし俺的にもめんどくさい。

そんな事より。

黒スーツの男は突然現れてアンディの首を切り落とし、これまた謎のカプセルに閉じ込めて再生能力を封じました。黒スーツの男の目的とは一体。

黒スーツの男達は『選ばれなかった否定者達や世を害するUMA等を管理する者』だそうです。

なんの事だかよくわからない単語がちょいちょい出てきます。

否定者というのは風子ちゃん達のような能力を持つ者。

UMAというのは、我々の世界で言えば英語で「謎の未確認動物」を意味する Unidentified Mysterious Animal (和製英語)の頭文字をとったものだそうです。

身近?な例で言えばビックフットとかチュパカブラとかそういうやつ。この世界で言うUMAが我々の世界と同じかどうかはまだ不明ですが。

で。

その否定者やUMAを管理するとかいう人達によって確保されそうになる風子ちゃん達。不死の男も、再生能力を封じる謎の入れ物の中に入れられもはやなす術がっ……!

 

そこから色々ありまして(面白いところ)

 

風子ちゃんの能力により黒スーツの男達を撃退する事に成功した2人。

いつまでも名無しでは不便なので、不死の男の名前は『アンディ』に決まりました。

死にたいが『不死』のために死ねない男。直接肌に触れると『不運』が訪れる女。

アンデッドアンラックの物語は、この2人の出会いから始まってきます。

刺客現る

謎の組織からの追手を『風子ちゃんのキス』による不運(隕石の落下)で撃退したアンディと風子ちゃん。

キスだけで隕石が降ってくるレベルの不運が訪れたので、という事はもっと過激な事をすればもっととんでもない不運が訪れるのでは?

というわけで。

セ〇クスを迫るアンディ。少年誌なのに。1話目からとんでもない。

それに対して、なんとしても逃げなければならない風子ちゃんが考えた言い訳は『不運の規模はその相手への好感度で変化する』というもの。

なので、ムリヤリセッ〇スをしようとしても好感度が低いので最大の不運は訪れない。

という事で。

アンディの当面の目標は『風子ちゃんを自分に惚れさせ、最大の不運を手に入れる事』になりました。

そんな2人の前に、前回2人を追ってきた組織がまた現れます。

組織の追手達は、アンディや風子ちゃんと同じような能力の持ち主。アンディは能力の持ち主を『否定者』と呼びました。

アンディの言う『否定者』というのは、この世のルールを否定する能力の持ち主。

アンディは『不死』で自身の死を否定し、風子ちゃんは『不運』で直接触れた相手の運を否定する。

そんな否定の能力の持ち主が、さっそく2人を追ってきました。

突如、空が割れワープしてきた2人の刺客。

追ってきた組織の名前は『ユニオン』という名前。だそうです。

やってきた2人の追手にさっそく捕まってしまう風子ちゃん。追手の謎の能力のせいで足が動かず逃亡もできなくなりました。

どうやら、前回隕石を落とした事で風子ちゃんに対する『ユニオン』の警戒度が上がってしまったらしく、アンディは捕獲。風子ちゃんは処分。という処遇が決まったようです。

そして、ここのやり取りの中で『追手の2人も同じ否定者なのにユニオンに追われていないのはなぜ?』という事に風子ちゃんが気付きます。

それに対する追手の答え。

対未確認現象統率組織。その名を『ユニオン』

その中に否定者10人で構成された特殊チームがあり、それに入れると任務に尽力する事を条件に追跡の対象外になる。

という事のようです。つまり、ユニオンに入れば今後も追手から追われる事はなくなる。

しかしどうやら10人は満席。2人が入る余地は現在無いようです。

ではどうしたらユニオンに入る事が出来るのか?答えは簡単。席が空けばいいんですよ。

というわけで、ユニオンに入るために。2席空けてもらうために、追手2人と能力を使ったバトルが始まります!

果たして2人の運命やいかに!

対能力者バトル

まず最初にアンディが戦う事になったのは2人の追手のうちのデカい方。能力者同士のバトルでは、まず『相手が何を否定するのか』の見極めが非常に大事です。

デカイ方は、アンディが攻撃の構えをとるとアンディの行動を否定する。恐らく『不可避(アンタッチャブル)』の能力者。つまり『回避を否定する』んですかね。全部の攻撃が必中になるとか近接特化っぽい見た目もともなってなかなかの能力。

一方もう1人はまだ情報が少なく不明。

デカい方と戦うアンディでしたが、これを結構あっさり撃破。これで1席空きました。アンディと風子ちゃんの分の席を確保するためにはあと1人分の席が空かねばなりません。

しかし、能力が不明なもう1人の方はなかなか手強く勝てそうにありません。

アンディの行動が全て『思った事と逆になってしまう』という相手の能力。個人的には(優柔)不断の能力だと思うんですが、どうなんでしょう。一応これを書いている今現在でも不明。

とにかく。アンディ、風子ちゃん両名とも相手の能力によって打つ手がなくなり『空いた1席分にはどちらが入るのか?』と聞かれ、即答で風子ちゃんを指名するアンディ。

風子ちゃんの今後の人生というか命を守るためにはそうするしかないので、ここで2人はお別れか。

というところで、風子ちゃんが思いついたアンディへのこれまでの恩返し。

 

今からこいつとエッチな事するから!!

2人の運命やいかに!!

それから

ここまででだいたい1巻の半分くらいです。この後は、アンディと風子ちゃんを気に入った追手(シェン)から情報をもらい、残るもう1席の空きを作るためにロシアに調査に来るらしい組織の人間を倒しに行く事になります。

そして2人が向かったのはロシアのバイカル湖。そこでなにやら『UMA』とやらの調査に来ている組織の人間を倒すのが目標になるわけですが……。

そこで出会った謎のJK風コスプレの女性。

彼女の名前はジーナ。彼女が、今後の2人の運命を大きく左右する重要な人物なのです。

ロシアで出会ったジーナとアンディ&風子。物語は、大きく動き始めます。

というくらいが簡単な感想というか紹介です。正直なところこの作品は大好きなので、ここまででも語り始めると凄い長いよ?俺はいわゆる本誌派というやつで、ジャンプもリアルタイムで読んでますから、この先どうなるかとかもちろん知ってるわけなんですけどね。

本当にもう……。もう。こんちくしょう。

ごちゃごちゃ色々な能力だのなんだのが出てきますので、1巻時点までのおさらいを1つ

否定者とは?

  • 自分、もしくは他者の『何か』を否定する能力の持ち主
  • アンディは『不死』で風子ちゃんは『不運』
  • アンディはその名の通り『死なない』
  • 風子ちゃんは『直接触れた相手に不運を招き、その度合いは触れた時間や面積や好感度等に左右される』

組織(ユニオン)とは?

  • 10人の否定者で構成された特殊チーム
  • その中に入ればユニオン自体から追われる事は無くなる
  • 入るためには『いくつかの条件がある』と最初にシェンは説明
  • が、アンディ達は『現在のメンバーを殺す』という事で席を空ける事に

という感じ。そして、現時点での物語の目標は『風子ちゃんの好感度を最大に上げた状態で最高のセ〇クスをして最高の死に方を探す』というもの。ちょっと違うかもしれない。

そんなわけで、次々現れる謎の否定者達。さらに、明らかになっていくこの世界に隠された様々な謎の数々。

ダラダラグズグズしないテンポの良さや、アンディのダンディなところや風子ちゃんのあまりに天然チョロイン過ぎるところなど、見所も様々!

本当に面白いのでぜひ読んでみてください。

画像:「アンデッドアンラック」コミックス1巻より引用

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